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佐々木俊尚の「ITインサイド・レポート」 第25回

一時決着のグーグルvs中国政府 長い目で見た勝者はどちらか?

1005_it_ill.jpg 自国のルールで勝ったつもりでいられるのも、
今のうちかも。

 グーグルが検索ビジネスを中国から撤退させることを決めた。この数カ月、世界中のネットユーザーたちから注目を集め続けた中国政府との戦いに、ひとまず決着がついたわけだが、この騒動から見えてきたものは一体なんだったのだろうか?

 グーグルが検索ビジネスを中国から撤退させた。

 この決定に対して中国は、「いち私企業が何を偉そうに」と憤っている。「グーグルが去ろうが去るまいが、中国政府はネット規制の原則を変えるつもりはない。中国のネットのルールや法制度を私企業が変えようと考えるなどというのは、実に愚かしいことだ」と。

 中国政府の公式声明は、新華社電によると次のような内容だ。

「どんな企業であっても、他国でビジネスを行う際はその国の法や規制に従うのが常識だ。だいたいインターネットの規制は他国に干渉される問題ではない。中国政府は法律に基づいてインターネットを規制し、その規制内容は必要に応じて改善されていく。これは純粋な国内問題だ」

最終更新:2010/04/30 10:00
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