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「E電と同じ運命!?」日テレそっくりなNHK教育の新愛称「Eテレ」は定着するか?

ntv_etv.jpg上/日テレHP、下/EテレHPより

<日テレ-1=NHK教育テレビ>?

 ヘンななぞなぞみたいだが、そんな話。NHK教育テレビが、この4月から新愛称を採用している。新愛称は、「Eテレ」。この新愛称の見た目が、「日テレそっくり」ということが一部で話題になっている。確かに、おなじみ日テレのブタのマークを重ねても全然違和感なさそうだし、「ダベ!」という日テレのキャッチフレーズも聞こえてきそうな気もする。

 そんなわけで、日テレの「日」の字から、縦棒1本取ると、「Eテレ」。冒頭のなぞなぞ風計算式(?)は、そういう意味だ。

 このそっくり問題について、あるグラフィックデザイナーに聞いた。

「日テレのロゴのほうがデザイン処理をされていたりしていて、よく見ると、全く違ってはいます。とはいえ、日テレがよくイメージカラーとして使っている緑やオレンジなので、それが余計に『日テレ』ぽさを感じさせる要因になっているような気がします」

 そもそもこの新愛称とは、一体何なのか。NHKの解説では、『教育テレビは放送開始50+1周年の新しいスタートを切り、「Eテレ」という愛称になりました』(Eテレホームページより)

「50+1周年」という意味不明の言い回しがもうちょっとアレな感じだが、「E」テレの「E」については、教育を意味する「education」の頭文字であることに加えて、『いま教育テレビが放送時間の短縮など環境経営に取り組んでいることから、Ecologyの”E”の意味合いも込めています』と、”教育テレビ”でありながら、”エコロジーテレビ”でもあるということが言いたいらしい。完全に後付けの理由だが、発案者が「決まった」とか悦に入ってそうで、ますますアレな感じだ。

 あるテレビ関係者が言う。

「今のところは、盛大に『すべってる』としか思えないですね。もともと『ETV』という立派な愛称があったわけですが、これも『ETV特集』など番組名の一部としては浸透しましたが、チャンネルの愛称としての日常的な浸透度は、微妙なところでした。『あの番組、ETVでやってるよ』とか、あまり言いませんでしたよね。『Eテレ』も、浸透するかという意味では厳しそうですね」

 新愛称に早く親しんでもらおうと、『ピタゴラスイッチ』などでNHKではおなじみの佐藤雅彦による新番組、朝の6時55分から<1日のはじまりをつくる5分番組>『Eテレ0655』、午後11時55分からは、<見ると気持ちよくリラックスできる、おやすみ前にぴったりの5分番組>『Eテレ2355』という月曜から木曜までの『Eテレ』の名を冠した帯番組を流している。果たして新愛称、定着するのだろうか。

 教育テレビの新愛称、そっくりと言われる日テレはどう感じているのかたずねてみたのだが、ちょっと答えにくいのか、回答は得られなかった。

 古い話だが、かつてJRが国鉄から民営化したときに在来線の名称を「E電」にすると発表したものの、全く定着せずに終わったことがある。同じ「E」が着く「Eテレ」、その行方はどうなるだろうか。
(文=太田サトル/「サイゾー裏チャンネル」より)

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ちゃんと読んだ?

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最終更新:2010/04/21 15:00
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