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「そこまでやる!?」AKB48転売対策に奮闘 握手会に身分証提示義務付け!! 

syusyu.jpg「ポニーテールとシュシュ」(キングレコード)

 人気深夜ラジオ番組『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)の金曜日と、『リッスン?』(文化放送)の火曜日のパーソナリティーを任されたアイドルグループ・AKB48。ファンとふれあう握手会で人気を集め、現在の地位にまで上り詰めた同グループだが、シングル「桜の栞」(キングレコード)発売時に開催したメンバーと2ショット写メが撮れる”写真会”、ベストアルバム『神曲たち』(同)のイベントとして5月22、23日に行う”サイン会”では、その参加券の転売がこれまで以上に横行している。さらに、通常盤に封入された握手券に偽造握手券が紛れていたことが発覚、組織的に行われた疑いもあるとして、警視庁が詐欺容疑などを視野に全容解明に乗り出すまでの”事件”となった。

 そんな中、5月26日にニューシングル「ポニーテールとシュシュ」(同)を発売するAKB48は、その握手会イベントでかつてない”転売対策”に乗り出した。AKB48劇場通い4年5カ月の”古参ヲタA氏”は次のように明かす。

「握手会などの特典が付く劇場盤は、通販サイト・キャラアニで販売されています。ところが、ライブのチケット販売のように先着順になるので、指定の発売時間にアクセスが集中し、サイトの閲覧すら不可能になり、シングル『RIVER』『桜の栞』の劇場盤とそのイベント参加券の入手は熾烈を極めました。参加券を転売目的のためだけに買う”転売師”もおり、競争は激化する一方でした。そこでAKB運営側は、『神曲たち』発売時には抽選方式を採用しましたが、それでもファンには十分に行き渡らず、苦情が殺到。知恵を絞って、転売不可能なシステムを考え出したのです」

 ファンの増加のみならず、”転売師”も参加したことでイベント参加券の値段は高騰。”写真会”参加券は、1,000円のCDのオマケのはずが、最高で1枚3万円の値がつくまでになったという。AKB48運営がレコード会社、弁護士らとの協議を重ねて、編み出した秘策を、前出の”古参ヲタA氏”は次のように語る。

「『ポニーテールとシュシュ』の握手会は5月29日、30日、6月5日の3日間にわたってAKB48、SKE48、SDN48のメンバー87人を集めて幕張メッセで開催します。今回からは、参加券偽造、転売防止のために、購入者の本人照会を厳格化。握手するためには、CD封入の握手会参加券は当然ながら、キャラアニが発送した際の郵送先・名前が印字された納品書、さらに、顔写真付き身分証明書の提示も義務付けられました。その上、メンバーの握手時間を3部に分け、1日、各部に同じメンバーの握手券を買える枚数を3枚までに制限。また、たとえ重複応募をしても、発注時にそれを弾くシステムを完成させたそうです」

 ”写真会”からは、参加券にバーコードとホログラムを印字し、さらに今回、トリプルチェックの本人照会まで実施するという。経費がかかることを理解しながらも、握手会の実施にこだわり、金城鉄壁なルールを構築したAKB48運営。そこにはブレイクしても”会いに行けるアイドル”というAKB48立ち上げ当初からのコンセプトを追求しようとする運営のこだわりがみてとれる。一方、ファンの間では「こんなに鉄壁を作られたら、抽選で外れた場合、まったく握手ができない。それならオークションで金を払えばイベントに参加できる今までの方がマシ」という声があるのも事実だ。握手会が、すべてのファンが満足できる”神イベント”となるか注目だ。
(文=本城零次)

ポニーテールとシュシュ

3回しか握手できないなんて。

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最終更新:2013/01/29 12:33
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