「女性同士でコスプレ!?」一眼レフブームで急成長する新たな撮影会ビジネスとは
#コスプレ #家電
一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)の2010年2月統計の発表によれば、デジタルカメラ全体の国内出荷は、95万3,131台(前年同月比109.5%)、売上は178億2,390万7,000円(105.1%)と、2009年12月から継続して増加している。なかでもレンズ交換式一眼レフタイプでは、10万5,937台(264.4%)、47億3,832万4,000円(233.8%)と個数で250%増、売り上げで230%増という、異常ともいうべき好水準を保っている。
これまでプロ用、ハイアマチュア用とされた一眼レフだが、デジタル化にともなうテクノロジーの進化により、誰でも気軽にキレイな写真が撮れようになったうえ、全体的な価格低下により、大幅にユーザーを増やしている。
そんななか、レンタルスタジオの客層にも大きな変化が訪れているという。
「ひと昔前は、雑誌や写真集の撮影で使うプロばかりでしたが、最近では素人の女の子が数人でやってくることが多くなった」と語るのは、都内の某スタジオ経営者だ。
「女性同士で、コスプレをしながらお互いに撮影をするんですよ。キャッキャ言いながら楽しそうに撮っています。聞けば、コミケでコスプレをして知らない男にカメラを向けられるのはイヤだけれど、スタジオならきれいに撮れるし、仲間内なら際どいコスプレも楽しめるということですね」(同)
こうしたコスプレイヤー向けの撮影スタジオは、不況で空きテナントとなったビルの一室などを中心に増加の一途をたどっているという。
もうひとつ裾野を広げたジャンルがある。AVマニアだ。最近では、AV女優専門の撮影会が東京都内を中心に流行の兆しがあるという。オールヌードでAV女優との個人撮影会をするところや、不特定多数の参加者と一緒に合同で撮影するケースなどがあり、参加する女優もそこそこの人気がある単体女優から、これからデビューするインディーズ系企画女優などさまざま。料金は、1万5,000円~5万円と幅広い。
「以前は、握手会に行って写メを一緒に撮るぐらいだったけど、知り合いのAVマニアにヌード写真を見せてもらったのがキッカケかな。10万もあれば、一眼レフカメラを一式揃えられるし、普通に撮るよりもキレイに撮りたい。フィルムのカメラは現像代もかかるし、ハダカの現像なんて恥ずかしくて頼めないからね」(AV女優撮影会参加者)
デジカメの進化は、サブカルチャーの世界にも大きな変革をもたらしているようだ。
●取材協力/メルヘンプラス
http://m.studio-keif.com/
これさえあれば……。
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