現場は唖然……スポーツ紙大手「日刊スポーツ」が年収20%カットを労組に提示
2010/04/09 08:00
#新聞 #マスコミ
「日刊スポーツ」に、不況の波が押し寄せている。会社側が労働組合に対し、年収20%ダウンの提示をしているという。スポーツ紙の雄として君臨してきた同紙も、いよいよ切羽詰ってきたようだ。
「まさか、そこまで大雑把なカット提示が出てくるとは思わなかったので、現場は唖然としていますよ。ウチの場合、デスククラスで年収1,000万くらいですが、それが800万になるわけですから、家のローンや教育ローンを抱えている人間には、たまったもんじゃない」(同紙記者)
また、同紙の窮状を物語るように、この4月には異変人事がまかり通ったという。
「編集局の局次長までやった人間を、一般記者として芸能担当に異動させたんです。また芸能担当の部長だった人間もいきなり現場記者になっている。降板や異動は今までもなかったわけではありませんが、ここまで無茶なやり方は、もう『会社を辞めろ』というシグナルとしか思えないですね」(日刊スポーツ関係者)
こうした人事や年収20%カット提示は、日刊スポーツの置かれた立場を如実に物語っている。これに対し組合側は「交渉のテーブルにも着いていない。なし崩し的に、なかったことにしようと思っているようですね」(若手記者)という。
生き残りをかけた新聞業界の消耗戦は、今後さらに苛烈を極めそうだ。
ガッタガタ。
【関連記事】
とうとう早期退職者の募集開始! ”高給取り”朝日新聞が失墜してゆく
「とんだリストラ策!?」”地方切り”を進める朝日新聞の赤字不況ぶり
内外タイムス倒産の内幕「オーナーの逮捕が決定打だった……」
最終更新:2010/04/09 08:00
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
23:20更新
イチオシ記事
現役ヤクザも視聴する78歳の元山口組顧問弁護士・山之内幸夫が「アウトロー系YouTuber」に大転身した驚愕の理由