誰もがRPGを作れる有名シリーズ新作がDSで登場『RPGツクールDS』
#ゲーム
現在、ゲーム業界で活躍するクリエイターにも多大な影響を与えた『RPGツクール』シリーズがDSで登場。世界にひとつだけのRPGを作れてしまう同作の魅力について、プロデューサーの杉内賢次氏に語ってもらった。
──ニンテンドーDSのソフトとしては初めての発売ですが、従来と変わったところは?
杉内 DSのタッチペン機能で、ゲーム作成の利便性が向上しました。特にマップを作成するときが顕著で、これまではカーソルを動かしていたのが、DSではタッチペンで絵を描くように作ることができます。ほかにも随所に利便性をアップさせる工夫をしているので、初めてプレイするライトユーザーでも手軽に楽しんでもらえると思います。
──DSといえば、通信機能もありますが?
杉内 通信機能では、作成したキャラクターやアイテムを交換したり、ワイヤレス通信で友人とゲームの交換をしたりもできます。これにはプレイのモチベーションを向上させる効果もあって、ゲームを完成させることができないユーザーも、主人公やアイテムなどの細かいパーツだけ作ってほかの部分は得意な子に任せるとか、分業が可能になる。実際、最後までゲームを作りきれないユーザーも多いようなので。
──とはいえ、やはり自分で最後まで作りたいような……。
杉内 正直、いきなり市販されている規模のRPGを作るのは難しい。まずは「ダンジョンに行って宝を取ってくる」という1イベントのゲームを作るところから始めて、慣れてきたら規模を大きくしていくのがベストです。あと、完全なオリジナルではなく、人気RPGを模倣するところから始めるのもひとつの手段。どんなに小さなストーリーでも、まずは完成させてみることが大切なんです。
また、本作は教材として学校が使いたいという要望もありました。こうした中、RPGで有名な某大手ソフトメーカーのプロデューサーさんもこのソフトがきっかけでゲーム業界に入ったそうです。業界の活性化につながることはうれしいですね。
(取材・文=丸山大次郎/写真=田中まこと)
●すぎうち・けんじ
1970年生まれ。89年、アスキー入社後、出版業務を経てゲームソフトウェアの開発に携わる。00年、エンターブレインへ転籍。『ツクールシリーズ』に従事。
●宣伝担当オススメポイント
『RPGツクール DS』は、初めてゲームを制作する方にピッタリ! タッチペンでスイスイとマップやダンジョンを描くことができて、物語の舞台となる世界地図もあっという間に完成してしまいます。また、主人公キャラクターも豊富な収録素材から選ぶだけ。しかも、Wi-Fiコネクションに接続すると、続々と新しい素材が配信されています。さらにWi-Fiで応募するコンテストも開催予定なので、コンテスト応募作品をダウンロードしてプレイするという楽しみ方も! 詳しいゲームの内容や配信データの情報は、WEB<http://tkool.jp/>でチェックしてくださいね♪
●”新作ツクール”はニコ動ともコラボ!
『RPGツクールDS』の発売に合わせて、3月11日からニコニコ 動画のサイト内に特設ページが登場。ここから同作で作られたRPGのプレイ動画が配信されているページへとリンクされ、ゲームクリエイター養成の専門学校に通う学生たちの作品も紹介されている。明日のゲーム業界を夢見る学生たちの力作や珍作(?)には、要注目!
(C)2010 ENTERBRAIN, INC.
RPG ツクール DS
難しいプログラミング技術を習得することなく、RPGを制作することができる。DS初となる新作は、ライトユーザーでも遊びやすい工夫がなされ、さらにネットで開催されるイベントも盛りだくさん! (エンターブレイン/5460円 税込/好評発売中)
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