「一度ザクザク刺されてみたかった」高部あいのアブない欲望を緊急キャッチ!
#映画 #インタビュー #邦画 #高部あい
美少女×セーラー服×ガンカタ×ブルマ×ゾンビ──。
僕らが大好きな要素を、全部ぶち込んだアクションホラー映画が完成した! その名も『女子高生ゾンビ』。今回は、主人公の女子高生ゾンビハンター愛鈴(アイリン)を演じる、女優・高部あいに突撃インタビュー!
その受け答えは、おっとりとした口調で一言一言かみしめるような語り口だったが、劇中では激しいアクションと迫力のある演技を見せている彼女。そのかわいいルックスの奥に隠された女優魂は、想像以上に熱かった!
──今回主演された『女子高生ゾンビ』は、かなり本格的なアクション作品でしたね。
高部 自分にとって初めてのアクション作品でした。でも練習する期間が2日間しかなかったので、先生に現場で教わりながら、このゾンビが来たらこう斬って……、と振りを覚えながらやっていました。あとは休みの日に、なぜかうちにあった竹刀を近所の公園で振り回してました(笑)。
──主人公の愛鈴は、何百年も生き続けているゾンビハンターというキャラクターですが、演じるのは難しかったですか?
高部 自分とは生きている年数も、背負ってる宿命も全く違いますし、感情も”無”なキャラクターだったので、自分と似ているところを探しづらかったです。いつもならば「自分だったらこうするかな」、「この役はこう考えているのかも」とキャラクターの感情を想像したりするんですけど、今回は冷静に頭で考えて役作りをしましたね。そういうやり方はあまりしたことがなかったので、新たなチャレンジをさせていただきました。
──とはいえ、アクションシーンが多くなるせいもあるのでしょうが、後半にいくほど愛鈴の感情が見え隠れするようになりますね。
高部 やっぱり強い敵が出てくるから、そっちの方がリアリティーがあるんですよね。本当だったら、愛鈴はもっと感情を抑えて言っているっていう風になるんだけど、それだと視聴者の人はちゃんとお芝居していないんじゃない? って思われたら嫌……。嫌っていうか、ちょっとした葛藤があって、気持ち強めに言ったシーンとかもあったんです。……今の説明で分かります?
──キャラを正確に演じるのか、映画として見やすくするのか。という話ですよね?
高部 そうです。でも、やっぱり作品が出来上がった時にどう見えるのかっていうのが大事だと思うので、今回はどういう風に見えるかっていうのを重視しました。
──かなり激しいアクションシーン連発な作品ですよね? 撮影中に怪我などしませんでしたか?
高部 武器を持って戦うシーンで「相手に武器が当たらないように」と思いながら戦ったら嘘っぽく見えてしまうので、「当たったらごめんね」ってお互いに言って、バンバン当てあった(笑)。演技に一生懸命なのでその時は痛くないんですけど、終わった後に「いたた」みたいな。一応サポーターも用意したんですが、やっぱり隠しきれない所とかもあって。
──撮影後は全身アザだらけ。
高部 そうですね。でもいいアザだったなと(笑)。あとはクライマックスにお腹をザクザク刺されるシーン。あの苦しそうなシーンはやっていてすごく楽しかったですね。
──楽しかったんですか(笑)。
高部 一度刺されてみたかったんですよ。普段やれないシーンをやるのがすごい楽しかったですね。口から血が垂れるシーンとか、本当に楽しい……(と、どこかうっとりした表情)。
──普段やれない、というと作中では相手を睨みつけたり、低い声で唸り声をあげるシーンもありましたね。
高部 はい(笑)。「うわー!」とか普段は出せないような声をカメラの前でできて、すっごいストレス発散になりました(笑)。
──話は変わりますが、高部さんの憧れのヒロインって誰ですか?
高部 『セーラームーン』ですね。特にセーラーマーズが好きでした。
──黒髪のストレートでセーラー服ってところが愛鈴に似てますよね。
高部 あー! そうですよね、クールなところも。私、セーラー服が大好きなんですよ。だから今回着れてもう幸せで幸せで……。見てる皆さんはどう思っているのか分かりませんが(笑)。……大丈夫ですよね?
──全然イケてます!
高部 セーラー服を着ている時のポイントとして、刀を振り回しているときに、ちょっとお腹が見えちゃったりとかします。そこを良かったら見てあげてください(笑)。
──それでは、これから『女子高生ゾンビ』を観ようと思われる方にコメントをお願いします。
高部 一見、ゾンビっていうと「え?」て思うかもしれないですけど、ゾンビゾンビしてるだけではなく、人と人との人間模様がしっかり描かれています。アクションも見所がたくさんありますので、ぜひ『女子高生ゾンビ』独特の世界に浸っていただければ幸いです。
──最後に、今後挑戦したいジャンルや作品は何ですか?
高部 殺し屋みたいなのをやりたいです。この前ジョニー・デップがやった『パブリック・エネミー』を見たんですけど、銀行を襲って、いつ捕まるか分からないから周りを警戒している。それがすごいカッコいいと思って、それから2日間くらいずっと電車乗ってても周りを見回したりしてました(笑)。周りからは大丈夫かな? と思われてたかも(笑)。
──アクション女優として目覚めちゃったって感じですね。
高部 そうですね(笑)。ぜひまたアクションをやりたいです。
(取材・文=有田シュン)
●『女子高生ゾンビ』
監督/南雅史
脚本/南雅史、恒川岳彦、尾関玄
出演/高部あい、梶原麻莉子、緒沢あかり、 BOBBY、矢野未来、藤岡範子、小沢仁志(特別出演)、森羅万象、江原シュウ、辻つん、小沢和義
2010年3月20日よりシネマート六本木にて公開
(C)ミュージアムピクチャーズ
天使、現る。
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