公式の聖地巡礼!?『夏のあらし!』が物語の舞台・大倉山の観梅会に降臨!
#アニメ #イベント
好天に恵まれた去る2月20日、横浜市大倉山の恒例行事である観梅会に、アニメ『夏のあらし!』(テレビ東京系)が”参加”した。原作は2006年から「月刊ガンガンWING」(スクウェア・エニックス)、「月刊ガンガンJOKER」(同)で連載中のマンガ(小林尽・作)。テレビアニメは昨年の春と秋、1クールずつ2期にわたって放映されている。
通るのもやっとなにぎわい。
人気の作品とはいえ、アニメも放映していないこの時期に、なぜ地域のイベントに参加するのだろうか──と思う向きもあるかもしれない。実はこの大倉山、『夏のあらし!』の舞台となった土地なのである。
「アニメの舞台を訪ねる旅が”聖地巡礼”と呼ばれるようになって久しいですが、今回は、地元とアニメメーカー公認・公式の聖地巡礼といったところでしょうか? もともと大倉山梅林の観梅会は有名ですし、そこへ、土地にゆかりのある作品が加わって盛り上げるというのは、ごく自然な流れだと思います」(アニメ制作関係者)
今回実施されたのは、「夏のあらし! ×大倉山観梅会チキチキ! 大倉山ウォ~キングスタンプラリ~」。東急東横線大倉山駅前から梅林を経由して歓成院へと至る道中に5カ所のチェックポイントが設けられ、さらに梅林には劇中に登場する「方舟」をイメージした喫茶休憩コーナー兼物販スペースもあるという。
ふるまわれた温かい緑茶に人だかり
ができていました!
2カ所のチェックポイントを経て到着した喫茶休憩コーナーには、mixiの『夏のあらし!』コミュメンバーが大集結していた! その数およそ20人。
取材と称して「少年誌でのウケがいいように、あえてキャラクターのおへそを出している」などとマニアックな論議を楽しみつつも、やはり彼らが気になるのはアニメの新作情報であるようで、「3期はやるんですか!? 誰がどの役を?」と逆質問される始末。そのへんはスクウェアエニックスさんとスターチャイルドさんにお願いするしかナイと思います。
渋谷と横浜の間に位置しつつも地方色と豊かな景観があり、毎年多くの見物客が訪れる大倉山だが、この日も暖かな陽気に誘われて千客万来。開始直後の午前10時台からスタンプラリー参加者が殺到、最終地点に押し寄せて景品の数々をもぎとっていく。お昼過ぎにはピークを越えたが、午後になっても客足は衰えず、ファン以外の地元客、一般客が参加し、最終地点に列を連ねていた。
ペーパーも配布されていました。
こちらも小林尽先生描き下ろし
だそうです!
沿道のそこかしこに『夏のあらし!』ののぼりが立ち、地元的にも大歓迎の様子。昨年11月の大倉山住居表示完了記念イベントでの小見川千明LIVEに続く2回目のコラボとなり、「大倉山=夏のあらし!」のブランディングが浸透しつつある。
小都市を舞台にしたローカル色の強いアニメが増えている昨今、こうしたオフィシャル発信型の地域巡礼イベントも増えていくのかもしれない。
(取材・文・写真=後藤勝)
03は3月10日発売
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