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「まるで本物の刑事」故・藤田まことさん、詐欺事件の犯人を”御用”していた!

hagure.jpg『はぐれ刑事純情派 主題歌セレクション』ZETIMA

 『てなもんや三度笠』(ABC)、『必殺仕事人』シリーズ(同)で知られ、17日に大動脈からの出血のため亡くなった不世出の名優・藤田まことさん。生前、彼が代表作『はぐれ刑事純情派』(テレビ朝日系)で演じた安浦刑事ばりに、詐欺事件の犯人を”御用”していたことが分かった。

 23日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で、女子プロレスラーの風香が明かしたもので、藤田さんが詐欺被害に遭っていた風香を華麗に助けたという。風香は次のように明かした。

「知らない番号から電話が掛かってきて、『ミニスカポリスにならせてあげる』って言うんですよ。(当時)私はSPEEDになりたくて、いろんなオーディションに書類を出していたので、その事務所の人がかけてきたんだと思ったんです。それで話を聞いたら、『ミニスカポリスの仕事は朝が早いから都内に引っ越さないといけない』と言われ、30万円必要だって……。その当時、母と藤田まことさんが仲が良かったので、その話を逐一報告してたんです。だんだん衣装代や交通費とお金を取られていって、藤田さんが調べてくれたら実態のない会社だったので、『新宿のホテルに犯人を呼び出しなさい』と。藤田さんは『はぐれ刑事』の撮影中で、休憩時間に帽子をかぶって来てくれました。私が犯人と話をしていると、『お前何してるんだ!』と藤田さんが来て、逃げようとした犯人をはがいじめにして取り押さえたんです。その後、警備員が来たので、藤田さんは『時間がないから帰る』って。わたしが『ありがとうございます』ってお礼を言ったら、『山手中央署の刑事ですから』って本当にドラマみたいだったんです」

 常に弱い者の味方だった人情刑事・安浦そのもののように事件を解決し、颯爽と去っていった藤田さん。彼の温もりある人柄を証明するエピソードを、ある週刊誌記者は次のように語る。

「ドラマの取材で、現場に伺った際に食事が振る舞われ、藤田さんは『さあ一緒に食べよう』と私の肩を叩いて、促してくださいました。長年にわたって第一線で活躍されてきた大御所にもかかわらず、非常に気さくな方でした。最大で40億とされる莫大な借金を抱えていた時期に、娘さんの結婚式が開かれ、その席に、招待していないはずの債権者が祝儀を手に駆けつけ、藤田さんはその様子を見て涙が止まらなかったという話もあります。実直な藤田さんには、債権者も借金返済のために力を貸して、仕事を探してきたようなこともあったようです」

 藤田さんの追悼番組として放送された『はぐれ刑事純情派・最終回スペシャル』(テレビ朝日系)は、平均視聴率が関東地区15.8%、関西地区20.5%(ビデオリサーチ調べ)を記録した。27日には『土曜ワイド劇場』(テレビ朝日系)で藤田さんの遺作となる『京都殺人案内32』が放送される。

はぐれ刑事純情派 主題歌セレクション

やっさん!

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最終更新:2010/02/25 21:00
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