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ユニクロ"激安帝国"がもたらす功罪【1】

庶民の味方か社会の破壊者か? ユニクロが招くデフレスパイラル”負”の連鎖

ユニクロ

設立:1963年5月
本社所在地:山口県山口市
売上高:6850億円(09年8月期連結決算)

1003_uniqlo.jpgユニクロ公式HPより

「高品質・低価格」で、日本のみならず世界まで席巻中のユニクロ。カリスマ社長・柳井正率いる同社は、徹底したコストダウンと品質の維持を両立させた奇跡の会社なのか、あるいは、デフレ・スパイラルを加速させ、世界を破滅へと導く悪の帝国なのか?

 ユニクロ独り勝ちである。ユニクロを展開するファーストリテイリングの2009年8月期通期連結決算で、売上高は前期比16・8%増の6850億円となり、過去最高を更新した。同社の会長兼社長・柳井正氏は、昨年「2020年までに、売上高で現在の5倍となる5兆円を目指す」と宣言。かつて03年には「10年までに売上高1兆円」と宣言している。当初、この1兆円構想は、業界関係者の間では「夢のような話」と見られていたが、今年度は約8000億円には達する見通しで、柳井氏はまだあきらめていないようだ。

最終更新:2010/02/23 10:00
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