みひろのセクシー演技にドバイも興奮 ”小悪魔キャラ”はどこまで地なの!?
#映画 #インタビュー #邦画 #みひろ
地上で最もかわいい生き物、その名は”みひろ”。深夜バラエティー『おねだり!マスカット』(テレビ東京系)を見ながら「もっとカメラ、みひろに寄って!」と脳内ディレクションしている男性ファンは少なくないはずだ。演技力を兼ね揃えた彼女の魅力は映画界にも伝播中で、ヒロイン役を好演した『SR サイタマノラッパー』(09)は単館系でスマッシュヒットを記録。2月20日(土)から公開される『ランニング・オン・エンプティ』では周囲の男たちを振り回す”小悪魔ちゃん”アザミ役に扮している。本作はドバイ映画祭で上映され、みっひーのキュートなお尻のアップで始まるオープニングやベッドシーンに会場からどよめきが起きたそうだ。インディペンデント映画のミューズ的存在となりつつあるみっひーに、ご登場願おう。
──狂言誘拐を画策して恋人を翻弄するだけでなく、周囲の男たちを次々と巻き込んでしまう小悪魔・アザミ役。ハマりすぎなくらい、ハマってますね。
みひろ ありがとうございます。脚本を読んだときに「これは演じるのが面白そう!」と感じました。女の子って誰しも、小悪魔的な部分って持っていますから、そこをリアルに見せられるといいなと思いましたね。
──みっひーの中にも、小悪魔キャラが存在するんですね。でも、どうしてアザミはどの男にもいい顔をするんでしょうか?
テニス部だったみっひー。少女時代は
どんなだったのか聞いてみると、
「漢字の書き取りテストが得意で、
だいたい満点か1個間違い程度でしたよ。
数学もけっこう得意で、地理が苦手。
成績はごくフツーでした(笑)」
みひろ 男の人を騙したいとか、八方美人でいるとかじゃなくて、女の子って常に自分をかわいく見せたいものなんです。基本的に自分のことが好きなんだと思います。例えば、男の人に見せるわけじゃなくても、セクシーな下着を身に付けることで、女の子は気分が盛り上がって「よしっ!」と思えるものなんです。
──男は勝手に勘違いして、「そのセクシーな下着は、オレのために……」なんて思い込んでしまうんですねぇ。
みひろ 男の人を惑わすつもりはないんだけれど、男の人の反応をゲーム感覚でつい楽しんじゃうことはありますね。「この男の人、どうすれば振り向いてくれるかな?」とか考えちゃうんです。ちょっとした仕草で、その男の人がこっちを振り向いてくれたら、OKみたいな(笑)。男の人が見てる視線は、すぐ分かりますから。「よし、勝った!」と心の中でガッツポーズして、それで終わり。振り向いてくれたら、「はい、もう結構です」と思っちゃうんです(笑)。
──ひどい、男は生殺し状態じゃないですか。
みひろ アハハ、そういう女の子もいますよと。まぁ、一種の恋愛ゲームを楽しんじゃうみたいな感覚ですかね。今回、私が演じたアザミの心理もすごく分かりました。本能的にね、近くにいる男たちを自分のほうに向かせたくなってしまう女の子なんです。
──本作の佐向大監督が「頭で考えて演技するタイプじゃなくて、体で考えて動く天性の女優だ」と絶賛してましたよ。
みひろ ほんとですか? 私、頭よくないから、あんまり深く役のこと考えて演技できないんです。脚本は1~2度読んで、作品と自分の役のイメージをだいたいつかめたら、「うん、大丈夫」と現場に入っていくんです。でも、アザミの恋人役を演じた小林旦弥くんは、私とは正反対で徹底的に考えて考えて演技をしていましたね。すごく刺激を受けました。小林くんに追い掛けられるシーンは、かなり時間を掛けて何テイクも撮ったんですが、小林くんは常に自分のカメラ位置やカメラのフレームにどこまで映っているかを考えながら演技しているんです。今回の現場は、いろいろ勉強になりましたね。自分の出てないシーンでも、他の役者のみなさんがどういう風に表情をつくっていくのか見させていただきましたし。今までの自分にはなかった演技方法は、いつか機会があれば試してみようと、自分の引き出しに入ることができました。
──狂言がバレて、ダッシュで逃げ出すシーンも超かわいいです。
みひろ 走るシーンでは夜中から朝方まで走り続けたんです。自分では、颯爽と走っているつもりだったんです。小学生の頃は陸上部にいたし、体力にも自信があるんで、もっと格好良く走っているシーンになってると思ったんです。でも、できあがった映像を見たら、何だかすごくへなちょこな走りっぷりで、あれれ~と思っちゃいました(笑)。走りながらかわいく見せようなんて思ってません。本気で走って、へなちょこになってしまったんです(苦笑)。
・アザミ役を演じたみひろ。服を着ていても、
セクシーさが溢れ出ているのだ。佐向監督は
「陽性のエロスが素晴らしい。彼女のキャラに
合わせて、脚本を書き直しました」と語る。
(C)2009アムモ
──ドバイ映画祭に出品され、中東の人たちもみっひーのセクシーさにクギづけだったみたいですよ。
みひろ 私も映画祭に参加したかった! オープニングのお尻のアップはですねぇ、何種類かセクシーなパンティーを用意してもらって、実際に私が穿いてみて、監督やみなさんに”パンティーチェック”をしてもらいました。「これ、透けて見えないよなぁ」とか言われながら(笑)。みんなで話し合って厳選されたパンティーがオープニングを飾っているんです。
──後半にはベッドに押し倒されるシーンも。AVの撮影と一般映画で脱ぐ場合は心構えが違ったりするもの?
みひろ 基本的にどう違うというわけじゃないけど、AVのときは”どうすれば気持ちよく見せられるか”を常に意識していますね。映画のときはあくまでも役を通してです。でも、私の場合、一般映画でこういったセクシーなシーンがある場合は、プロとして振る舞わなくちゃなとは思っていますね。他の女優さんには負けないようにしなくちゃと思うんです。
──その女優魂にファンはまた惚れてしまいます。撮影中にケガをしたけど、スタッフに隠して、撮影を続行したそうじゃないですか。
みひろ 走っているシーンで、ずっこけてヒザを擦りむいちゃったんです(苦笑)。カメラのフレームから外れたところでコケたんで、誰にも気付かれなかっただけです。痛かったけど、そんなに大騒ぎするほどのケガじゃなかったんで、消毒だけして撮影は続けました。
──そういった仕事に対するひた向きさが女優としての人気に繋がってるんスね。09年は『NUDE』で小説家デビューしたのに加え、『呪怨 白い老女』『サムライプリンセス 外道姫』にも出演。舞台『志村魂』にも出演、と活動範囲を次々と広げましたね。
みひろ 昨年はお芝居の面白さを生で実感することができました。志村けんさんの舞台に出させていただいたんですが、志村さんから「舞台でいちばん気持ちがいいのは、客席中で爆笑が起きて、ワハハハって笑うときの息が風になって舞台にフワ~と吹いてくるときだよ」と教わったんです。実際に志村さんと舞台に立ったら、本当にフワ~と風を感じたんです。すっごく気持ちよかった! 映画の撮影現場ではお客さんからの生の反応はないけれど、監督さんから気持ちよく「OK!」と言ってもらえるとうれしいですよね。「まっ、いいか」と思われのはイヤ。どんな仕事でも、自分の持ってるものは全部出したいなって思うんです。
──最後にもうひとつ。いつもニコニコと明るい笑顔だけど、それって”かわいく見せたい”と演じている部分もあるの?
みひろ ん? 私が笑っているのは、楽しいから笑っているだけです。つまんないときは、つまんない顔になっちゃいます。普段の私は、演技で笑顔を作ったりしませんよ~。
ちょっぴりマジモードでプリプリしてみせるみっひーも、またキュート。男を振り向かせて微笑む小悪魔的みっひーと一体どっちが本当の姿なんだ? 完全に彼女の手の平の上で踊らさせられている取材クルーだった。みっひーのかわいさは、もう生命誕生の神秘と同じくらいミステリアスなのだ!
(取材・文=長野辰次)
●『ランニング・オン・エンプティ』
だらだらとバンドをやっているヒデジ(小林旦弥)と同棲中のアザミ(みひろ)。ヒデジに愛想を尽かしたアザミは、ヒデジに今まで貸したお金を回収するために狂言誘拐を思い付く。アザミを救出しようと金策に走るヒデジだが、周囲にお金を持っていそうな知り合いは皆無。緊張感の足りないユル~い誘拐劇が繰り広げられていく。
監督/佐向大 脚本/佐向大、小田泰之 出演/小林旦弥、みひろ、大西信満、杉山彦々、伊達建士、村上和優、中津川朋広、池田わたる、関谷彩花、遠藤孝夫、角替和枝、大杉漣、菅田俊 配給/アムモ 2月20日(土)より池袋シネマ・ロサにてレイトショーほか全国順次公開
<http://www.roe-movie.com/>
●みひろ
1982年新潟県出身。02年にヘアヌード写真集『夢』で芸能界デビュー。05年に『Little Angel』でAVデビュー。主な映画出演作に『ゾンビ自衛隊』(05)、『SRサイタマノラッパー』(09)、『呪怨 白い老女』(09)、『サムライプリンセス 外道姫』(09)など。人気深夜バラエティー『おねだり!マスカット』(テレビ東京系)の他、『志村けんのだいじょうぶだぁスペシャル』(フジテレビ系)、ラジオ番組『パコパコイカ★night』(文化放送)などにレギュラー出演中。恵比寿マスカッツとして『バナナ・マンゴ・ハイスクール』が2月17日にリリース。また、3月18~22日には舞台『ロイヤルホ★ト』(築地ブティストホール)に出演する。
「 キス我慢選手権 フォーエバー」も発売中
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