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「行き違いになったら落選!?」視聴者プレゼントに電話応募の謎

sukkiri.jpg日本テレビ『スッキリ!!』公式ページより

 最近、さまざまな番組の「視聴者プレゼント」で増えている、ちょっと不思議な応募方法。それは、指定された番号に電話をかけると受付メッセージが流れ、自動的にエントリー完了となり、「当選した方にのみ、後ほどこちらから折り返しご連絡します」というものだ。

 これ、いつまでに電話がくるのか、留守電の場合はどうなるのかなど、釈然としない部分がある。

 視聴者プレゼントが毎日出るため、ネット上でもよく検索されていた『スッキリ!!』(日本テレビ系)においても、これまではネット応募と電話応募の両方を設けていたが、なぜか先日から「電話のみの応募」に変わっている。

 電話での応募というと、逆にアナログ方向に戻るイメージもあるけれど……。一体なぜこの方法が増えているのか。日本テレビ・総合広報部に聞いたところ、「え? そうなんですか? それはいろんなところに確認してみないと分かりませんねえ」と、局側としてはあまり感知していない様子。

 続いて、「業界初! クーポン付きバラエティー!」をうたう『もらえるテレビ!』について、テレビ朝日視聴者窓口に聞いてみると……。

「この方法はもっと以前から、テレビ朝日ではアニメなどのプレゼントなどで取り入れられていましたが、確かに最近は増えていますね」

 なぜこの方法が増えているのかという理由は、「やはりネットですと、ネットを使えないご高齢の方もいますし、ハガキですと、抽選に時間・手間がかかってしまいます。でも、電話なら誰でも手軽にできますし、自動音声で受付するスタイルなので、効率がいちばん良いんですよ」とのこと。

 この方法の場合、当選したのに、たまたま折り返しの電話に出られないときはどうなるのかも気になるけれど……。

「こちらでは時間帯を変えて何度かかけていますが、それでも連絡を取れないと、他の候補の人に回る仕組みになっています。また、行き違いになるといけませんので、留守電にはメッセージを入れないようにしております」

 また、いつまでに電話が来ないと落選なのかは、「そのときの応募状況にもよりますので、一概には言えません」ということだった。

 ところで、この方法、「応募が手軽」「抽選が効率的」というメリットの一方で、やはり妙な行き違いもあるよう。懸賞マニアの主婦は言う。

「ある番組の視聴者プレゼントに2~3カ月間電話していましたが、全然当たらず、『こんなもんか』と思っていました。でも、あるとき、同じ番号から2回くらい着信があって、もしかしてと思ってかけてみたら、視聴者プレゼント係が出て、電話番号を聞かれたうえで、『これからもよろしくお願いします』と挨拶だけされたんですよ。何だったんだ!?」

 おそらく前述のように「何度かかけて電話が通じず、別の候補の人に回した」後のことだったのだろうが、「電話番号を聞かれて答えるのは、個人情報流出の面で心配」とする声、また、「なかなかつながらない」「通常の通話料がかかるケースが多いため、ムダ打ちが増えてしまう」という声もある。

 ハガキ代に比べたら安いだろうし、手軽ではあるけれど、なんだか実感の乏しい視聴者プレゼント。やっぱり不思議な応募方法です。
(「サイゾー裏チャンネル」より)

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最終更新:2010/02/16 16:09
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