『ヱヴァ新劇場版:破』DVDとBlu-rayの値段差わずか110円 Blu-ray普及に貢献か?
#アニメ #ヱヴァンゲリヲン
メガヒットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を、庵野秀明監督自らREBUILD(再構築)し、4部作として公開される『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』。2007年9月1日公開の第1作『序』に続き、09年6月27日には、シリーズ第2作となる『破』が公開。エヴァンゲリオン仮設5号機に乗る新キャラクター・真希波・マリ・イラストリアス、露出過多な式波・アスカ・ラングレーの登場に加え、ストーリーは大幅に改変され、”ネブカドネザルの鍵”という新たな謎の存在が浮上し、さらに涙を誘う終盤の怒涛の展開にリピーターも続出。動員数290万人以上、興業収入40億円を記録した。
ファン待望のDVDとBlu-rayの発売が今年5月26日に決定したが、通常1000円程度の差があるDVDとBlu-rayの定価がわずか110円しか変わらない。そこには販売するキングレコードのある戦略が隠されているという。あるレコード会社の関係者は次のように明かす。
「08年4月25日に発売された『序』のDVDは、オリコン2008年年間総合DVDランキングで3位に輝く大ヒットを獲得。さらに、09年5月27日には、『序』のBlu-ray版が発売され、発売第1週で4.9万枚を売り上げ(オリコン調べ)、それまでBDの国内最多セールスだった『ダークナイト』の初週2.9万枚という記録を塗り替え、累計売上枚数は10年2月に『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が記録更新するまで歴代首位を維持し続けました」
さらに今回のDVDには、確実に好セールスをもたらすために、ファンにはたまらない特典も用意されているという。前出の関係者はこう続ける。
「前作に引き続き、『破』の初回版の特典には、『劇場上映生フィルムコマ』が封入されています。映画版のフィルムを切り取ったもので、ファンにとっては貴重な逸品。前作では、名シーンであるヤシマ作戦後に綾波レイがエントリープラグの中で微笑むシーンのフィルムコマは、『Yahoo!オークション』で20万円以上まで高騰しました。『破』ではアスカが半裸になるようなサービスシーンがあり、濃いエヴァファンはそのシーンのフィルムコマの特典を当てるために複数買うようなこともあるでしょうね」
事実、通販サイト「Amazon.co.jp」では、予約開始とともに『破』のBlu-ray版が1位、DVD版が2位を独占。Blu-ray版とDVD版がほぼ同じ値段なことから、Blu-rayの普及に一役買うことにもなりそうだ。95年の『エヴァ』放送スタートから15年。『破』では、波乱の展開を迎え、さらなる謎の存在に前作からのループ説、パラレルワールド説などさまざまな議論が続いている『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』。現時点では公開日未定の次回作『Q』と完結編と目される『?』でどのような結末を迎えるのか、注目だ。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.
即買い!
【関連記事】 話題作のデータと徹底比較して見えた『ヱヴァ』シリーズ、ホントの実力
【関連記事】 渋谷・スクランブル交差点に綾波レイが出現!! 街は撮影会場に
【関連記事】 綾波レイが描かれた”ヱヴァ”ギター、908万で落札されるも辞退者続出の裏事情
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事