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元Tバック中学生が襲われそうに!? マーシーらがドヤ街で炊き出し会を実施!

takidashi03.jpg炊き出しを振る舞う田代まさし氏と電撃ネットワーク・南部虎弾氏。

 簡易宿泊所が100軒以上立ち並ぶドヤ街として知られる横浜市の寿地区。東京の山谷や大阪の釜ヶ崎と並び「日本三大労働者の街」として知られるディープな街だ。そんなコアなエリアで1月31日、芸能プロダクションの「アルファ・ジャパンプロモーション」(横浜市中区)がちゃんこ鍋の炊き出し会を行った。所属タレントのプロレスラー、グレートサスケさん手作りの鍋料理約300人分が、事務所と親交の深い電撃ネットワークの南部虎弾氏や田代まさし氏、中村有志氏らの給仕で賑やかに振る舞われた。


「国会中継見てても足の引っ張り合いみたいな議論ばかりしてますでしょ。なんかじれったくなりましてね(笑)。現実に今困ってる人がたくさんいるんだし、とりあえず自分たちでできることを何かしたかったんです。もともと事務所が寿町の隣の伊勢佐木町なので、地元が少しでも元気になってくれればうれしいなと。些細なことだとは思うんですが」(同プロ・荒井英夫会長)

 用意された25kgの肉と大量の野菜は、全て参加者や関係者からの寄付。参加タレントも全員がノーギャラなため、この日かかった経費は「1万円ちょっと」(荒井氏)とのことだ。

 調理を担当したサスケ氏は、この日は朝8時から300人分の材料と悪戦苦闘。前日の試合で痛めたという腰をさすりながら、ラー油のかくし味が効いたピリ辛の絶品ちゃんこ鍋を完成させた。

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「ちゃんこ料理は若いころから道場で作ってましたから、ある意味レスラーの本業みたいなもんで(笑)。そこそこおいしくできたと思いますよ。自分の作った料理を召し上がって頂いて、少しでも明日への元気になればいいなと思いますね。続けていくことが大事だと思うので、次はもっとおいしい鍋をご馳走しますよ」(サスケ氏)

 横浜市によれば、住民登録している寿地区の人口は現在3,724人(平成21年12月31日現在)で、うち半分以上が60代以上の高齢者、約8割が生活保護受給者。また、住民登録をしていない簡易宿泊所の”住民”や野宿者を入れれば、実質的な人口は5,000人とも6,000人ともいわれている。ここ数年は自立支援施設やNPO活動の充実により、ホームレスの数はピーク時と比較して減少傾向にあるともいわれているが、真冬の空の下で凍死や餓死と隣り合わせに生きている人は決して少なくない。

 そんな住民にちゃんこ料理の感想を……と思ったところ、それより先に「鍋、どうですか。おいしいですか?」と聞いている背の低い男性の姿。よく見ると、タレントのきたろう氏。コントグループ「シティボーイズ」つながりで、中村有志氏の応援にかけつけたようだ。

 アルファ・ジャパンプロモーションといえば、かつて”Tバック中学生”として注目を浴びたグラビアアイドル中井ゆかりちゃんが昨年6月、16歳で取締役社長に就任したことでも話題に。現地ではその中井社長が「よぉ、お姉ちゃん?」と現地住民にからまれそうになる事件(?)も発生したが大事には至らず。ひるむ様子も見せず、「たった一杯の鍋ですけど、それで少しでも元気になってくれたらうれしいです」と気丈に笑顔を振りまく中井社長。「まずは一回目ということで、できれば年一回くらいのペースで続けていきたい」(中井氏)とのことだ。

 正午にスタートした炊き出し会は、約1時間後には”完売”して無事終了。三々五々散り行く寿の住民たちに、Tバック社長の想いは届いただろうか。
(文=浮島さとし)

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最終更新:2010/02/01 17:30
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