『ブラよろ』佐藤秀峰また暴露! 広告用漫画を描くも掲載拒否で540万円を棒に
#マンガ #佐藤秀峰
『海猿』『ブラックジャックによろしく』で知られるマンガ家・佐藤秀峰が公式サイトで、ある企業クライアントから発注され、広告用の漫画作品を描いたものの、広告代理店の不義理から作品の掲載を拒否し、ギャラだった540万円を受け取らなかったことを明かした。『ブラックジャックによろしく』がマンガ雑誌「モーニング」(講談社)から「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)への移籍するてん末など、身辺の情報を次々に暴露し続けている佐藤は公式サイトで次のように明かした。
「作品は完成しているし、クライアントさんにも作品は気に入っていただいているのですが、広告代理店さんがいろいろと不義理をしてくださるので、契約書にサインをせず、原稿を渡しませんでした。サインだけすれば540万円貰えたんですけどね。あえていただきませんでした。僕はお金のためだけに仕事はしていませんので、そういう人もいると理解してもらいたかったです」
先日も「講談社から身に覚えのないお金が、2,856,000円も会社の口座に振り込まれておりまして、非常に困惑しております」と公式サイトで衝撃の告白をした佐藤。周辺事情を知るある出版社のマンガ雑誌編集者は次のように語った。
「『海猿』『ブラよろ』『特攻の島』など人間の死生観を問うようなシリアスな作品で名を馳せた佐藤氏ですが、今回、企業の広告用に書いた作品は、これまでのタッチとは異なる笑える要素もあるラブコメモノ。フルデジタルでの仕上げ処理を行うなど、新たな試みを行い、『ブラよろ』連載と平行して年末年始と休日を返上して作業を行い、なんとか仕上げた作品のようです。ですが、広告代理店からムチャぶりに近い発注があったようで、佐藤氏は掲載を拒否しました。しかし、佐藤氏ほどの知名度のある作家が540万円で作品を描いてくれることか明らかになったので、今後別の企業からオファーが来るかもしれませんね」
公式サイトで、『ブラよろ』など自身のこれまでの作品を1話10円という破格で公開するなど既成概念を打ち破る試みに挑んでいる佐藤。次はどのような漫画界の内情をさらしてくれるのか、注目だ。
●佐藤秀峰 on Web
http://satoshuho.com/
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