武士道精神が聞いて呆れるJJサニー千葉(旧芸名・千葉真一)金銭トラブル連発の裏事情
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芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
俳優のJJサニー千葉(千葉真一から改名)が主宰する京都の俳優養成学校「サウザンリーブス ハリウッド京都」をめぐるトラブルは、このコラムでも何度か報告してきた。トラブルは未だ継続中だ(記事参照1、記事参照2)。今回はその続報である。
先ごろ、サウザンリーブスの経営母体であるS社の元代表で、学校の実質的なオーナーであるMが、出資者6人から出資法違反容疑で刑事告訴されていたことが明らかになった。関係者の話によると、同社は不動産ファンドを組み、約15億円を集めていたが、そのうち8億円が消えていたことが発覚。この由々しき状況を看過していられなかった同社元総務部長が、”これ以上、詐欺まがいの行為に加担したくない”と、文章で出資者たちにファンドの危うさを告発した。これを受け、出資者たちもMと現代表のYを出資法違反で告訴。経営母体が告訴され、刑事事件に発展するかもしれないことで、サウザンは閉鎖の危機に追い込まれている。
というより、今年の1月に「週刊文春」(文藝春秋)が同校をめぐる”千葉の金銭トラブル”を報じた時点で、経営は行き詰っていた。にもかかわらず、千葉は2月に「文春の記事は事実無根」として記者会見を開いた。同紙を訴えると血気盛んであったが、千葉の主張に無理があったことは明らかで、未だ訴訟に至っていない。
ちなみに、これも既報の通り、会見場で千葉側はマスコミにある内容証明を配っている。「文春」の記事に情報提供をしたと思しき人物への抗議文書だ。ところが、内容証明に記載された住所が間違っていたため、TBSの女性リポーターが別の家を直撃。このとき、リポーターと揉み合いになり、間違われた家のAさんが怪我を負うという事件が起きている。
加えて、会見に立ち会った千葉側のT弁護士も、いわば被害者だったことが判明した。T弁護士は、重要な個人情報を含む内容証明を会見場で配布したことが問題視され、弁護士会に懲戒請求が出されていた。だが真相は、T弁護士は会見30分前に会見場に到着。内容証明は、会見を仕切ったYと芸能リポーターが勝手に配布したもので、弁護士には事後報告されただけだった。T弁護士は、弁護士の名誉にかけて真相を明らかにすると憤っており、Yとリポーターに対して提訴も辞さない構えらしい。このように、千葉側は内部でガタガタなのだ。
肝心の千葉だが、今は雲隠れ中。東京・晴海のマンションは、家賃未納でかなり前に追い出されたらしい。千葉の近況を知る関係者は「千葉は借金に追われて、仕事どころではありませんよ」と言う。京都の元学校関係者も「千葉さんは、ときどき京都にやってきて、Mに『金の算段をしろ』と迫っていますが、Mの尻に火が付いてしまったんです」と言う。
サウザンは、すでに生徒が6名にまで減っていて、閉鎖は時間の問題といわれているのにインターネット上では3期生募集を行っている。しかも、映画監督のクエンティン・タランティーノや歌舞伎役者の市川亀治郎の肖像やコメントが無断で利用されているというのだ。
千葉はタランティーノの映画『キル・ビル』に出演したのがきっかけで、同監督と親密な関係になったが、今は疎遠になっているらしい。市川とはNHK大河ドラマ『風林火山』の共演が縁で親しくなったが、千葉周辺の怪しい状況を見かねて、市川が千葉と距離を置いているという。元学校関係者は「生徒募集の広告塔に自分たちが使われていることは2人とも知りませんよ。しかも、ひとりは巨匠のタランティーノですからね。本人が気づいたら、国際問題にも発展しかねませんよ」と危惧する。
千葉が頻繁に口にする”武士道精神”が聞いて呆れる。
(文=本多圭)
そもそも武士道ってなにさ?
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