トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > アイドルDVDの新機軸!?「わたし、なぜか時空移動しちゃうんです」松下美保×梶野竜太郎
DVD「マジカル☆スイッチ」発売記念特別対談

アイドルDVDの新機軸!?「わたし、なぜか時空移動しちゃうんです」松下美保×梶野竜太郎

kajino01.jpg梶野竜太郎監督(左)と今大注目のグラドル・松下美保ちゃん(右)

 サイゾーでもおなじみ、アイドル映画専門映画監督・梶野竜太郎。並々ならぬアイドル愛で、『ピョコタン・プロファイル』をはじめ、さまざまなアイドル映画を撮ってきた映画監督である。

 そんな梶野氏が監督を務めるアイドルDVD『マジカル☆スイッチ』が、12月25日に発売される。主演は、2008年に初代スコラガールズグランプリに選ばれた、女子高校生グラビアアイドルの松下美保ちゃん。抜群の知名度と人気を誇る美保ちゃんが、どんなに可愛く撮影されているかと思いきや……、実はこの『マジカル☆スイッチ』は、今までのアイドルDVD界に新風を巻き起こすような逸物だった!?

 DVDは物語調に仕立てられており、美保ちゃんが「マジカルスイッチ」と呼ばれる装置を使って、時空移動(!)をする設定になっているのだ。水着やパジャマを着た美保ちゃんが、見知らぬ場所に飛ばされて困り果てる……という、もはや監督の趣味とも思えるシーンばかり。もちろんアイドルDVDらしく、グラビアシーンも満載だが、間には美保ちゃんの本音トーク集もあり、従来のアイドルDVDやイメージビデオとは大きく違った印象を残す。

 そこで今回は、『マジカル☆スイッチ』の発売を記念して、梶野監督×松下美保ちゃんを迎え、本音トークを炸裂してもらいました!

――今回の『マジカル☆スイッチ』ですが、どういうコンセプトで作られたのですか?

kajino04.jpg

梶野 僕は映画監督なので、今までのアイドルDVDのように、ただ映像を撮って流すのは、やりたくなかった。逆に、映画のスタッフでアイドルDVDを作ったら一体何ができるか考えた結果、今回の作品になった……というのが表向きの理由(笑)。本音を言うと、俺が撮りたいものを撮ったらこうなっちゃったワケ! 要は、基本はアイドルDVDで、グラビアを楽しんでもらいながらも、物語の中で美保ちゃんに演技をしてもらいたかったんです。

――なるほど(笑)。「マジカルスイッチ」という装置を思いついたのは?

梶野 「時空移動」というキーワードをもとに、いろんなシーンが見たかったんです。普通、アイドルDVDっていうと、海や部屋とか何カ所も違う場面が出てくる。そのシーンをつなげるときに時空移動という、SFモノっぽいものを入れたら面白いなあと。

――美保ちゃんは最初にオファーが来たとき、この設定を聞いてどう思いましたか?

松下 このDVDを撮る前に、梶野監督の映画『魚介類 山岡マイコ』(2010年公開)の撮影に参加させていただいたんです。その中で、わたし、魚介類の設定なんですけど(笑)。でも映画を通して、監督は面白いものを撮る方だと感じていたので、不安はなかったです!

――でも、このDVDは全部美保ちゃんが一人で演技しますよね。映画とはまったく違う難しさがあると思うのですが……。

梶野 そう、今回は全編通してほぼ美保ちゃんのアドリブ。『魚介類~』で人対人との演技は経験しているけど、「ピンでスタンドプレーをやれ」っていうのはすごくハードル高かったと思います。でも、美保ちゃんは演技がうまいので、演技力だけでやり切ってくれましたね!

kajino02.jpg

松下 一人だったので難しさはありました。しかも、今回『マジカル☆スイッチ』シリーズの第一弾なんです。第一弾でうれしかったんですけど、お手本がなかったので勉強ができなくて……。撮影中にも「これから撮る子はみんな美保ちゃんをお手本にするんだよ」と言われて(笑)。不安になったけど、でも最後に監督が「大丈夫だよ」と言ってくれたので♪

――それにしても、今回の作品は梶野監督らしいというか……かなりマニアックですよね? 設定もそうですが、服装も水着にワイシャツとか……。

梶野 テーマが”違和感”なんですよ! 「そこでそんなの着ないよね」とか「そこでそういう人いないよ」とか。だから時空移動しちゃったり!

――物は言いよう、ですね(笑)。撮影中で驚いたシーンは?

松下 うーん……私は「海にパジャマ」がびっくりました。通りがかった地元の人も驚いていて、恥ずかしかったです!

――そう考えると、監督のSっぷりが出ていますよね。困っているカワイイ女の子を見て喜ぶという(笑)。

kajino03.jpg

梶野 Sじゃないよ! まあ、否定はできないけど……。ほら、女の子って、困った顔がカワイイでしょ。見ている人が助けたくなるような気持ちの映像を撮りたくて。美保ちゃんがマジ泣きするシーンがあるんだけど、「誰かあのシーンでテレビの画面をタオルで拭かねえかな!」と思って。ほらさ、俺が水をやって、美保ちゃんという綺麗な花が咲いて、周りが見ている……みたいな。そういうのを作り出したいんですよ。

――では今後、二人でまた一緒に作るなら何をやりたいですか?

梶野 美保ちゃんは「和」が似合う。黒髪だし、色白いし。しかも、うなじがめっちゃヤバい! もう、うなじ萌えですよ。あれはぜひ撮りたいね。うなじを撮りたい。

松下 『魚介類~』では、わたしは魚介類だったので、人間の役がやりたいです!

──じゃあ今度は人間役をできるように祈っています(笑)。最後に『マジカル☆スイッチ』の見所をお願いします!

梶野 美保ちゃんの演技のうまさや楽しい物語、本音がいっぱい聞ける作品になっています。「今までのアイドルDVDとは違う!」というのも言いたいけど、まずは純粋に美保ちゃんの演技力を感じてほしい!

松下 普通のアイドルDVDはBGMだけだけど、『マジカル☆スイッチ』は逆に私の声ばっかり。素の演技やトークなど、そのまんまの私が味わえますのでぜひ見てください!

まつした・みほ
1991年、東京都生まれ。
07年、グラビアデビュー。09年「初代スコラガールズグランプリ」受賞。来年には初主演となる劇場公開映画『魚介類 山岡マイコ』が公開予定。趣味はアイドルのグラビア鑑賞などなど。
ブログ<http://ameblo.jp/matsushita-miho/

かじの・りゅうたろう
映画監督・マルチプランナー。1964年東京生まれ。
短編『ロボ子のやり方』で、東京国際ファンタスティック映画祭の部門グランプリを受賞。08年に長編『ピョコタン・プロファイル』でメジャーデビュー。第 2回したまちコメディ映画祭 in 台東にて、新作『魚介類 山岡マイコ』を上映。2010年に長編版として劇場上映が予定されている。現在、ニコニコ動画チャンネル『魚介類TV』(毎週日曜日20時~)に出演中。
詳しくは→<http://mentaiman.com/>
ブログは→<http://ameblo.jp/mentaiman1964/>
日刊サイゾー「アイドル映画評」好評連載中!
<https://www.cyzo.com/rensai04/>

マジカル☆スイッチ 松下美保

アイドルDVDの真骨頂

amazon_associate_logo.jpg

【関連記事】 木嶋のりこ×梶野竜太郎「激しすぎる”アイドル愛”が少女を女優に変えた!?」
【関連記事】 バカエロ映画の極×2『まぼろしパンティ VS へんちんポコイダー』
【関連記事】 鈴木美生ちゃんの真の萌声(もえごえ)が男の脳髄直撃!『机のなかみ』

最終更新:2009/12/24 18:00
ページ上部へ戻る

配給映画