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秋葉原から世界へ! AKB48海外進出戦略 秋元康が企む”世界48″の真相とは?

akb1221.jpgAKB公式サイトより

 週刊マンガ雑誌の表紙を軒並み飾り、1月4日放送の『SMAP×SMAP4時間半スペシャル』(フジテレビ系)にも出演するなど、もはや芸能界の台風の目となったAKB48。その総合プロデューサー・秋元康は、彼女たちを海外進出させ、AKB48のフォーマットを売り込んで、世界規模でのフランチャイズ化を目論んでいる。その模様に密着した企画がNHKのドキュメンタリー番組『追跡! A to Z』で放送されたが、土曜日の午後10時枠というプライムタイムにも関わらず、視聴率2.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区調べ)という悲惨な結果に終わった。詳細な放送内容をあるアイドル雑誌の編集者は次のように分析した。

「海外では、”COOL JAPAN!”として、日本のアニメやゲームがもてはやされ、さらに、第三のコンテンツとして、日本の”アイドル”も動画サイトYouTubeなどを通じてファンを増やし、注目されています。そこで秋元氏は、AKB48をそのまま海外進出させるだけでなく、日本のテレビ番組を海外に売り込むように、AKB48のフォーマットを海外に販売。それはAKB48のコンセプトである『会いに行けるアイドル”○○○48″』『10代中心の女の子が16人3チームの48人編成』『研究生からの昇格、卒業などのサバイバル』などというもの。さらに、いずれはパリ48、ニューヨーク48、モスクワ48、ナイロビ48など世界各地でフランチャイズチームを作り、最終的にその中から選抜した”世界48″を作るという、誇大妄想じみた仰天プランも明かされていました」

 以前、海外進出したPUFFYがアメリカでアニメ『Hi Hi Puffy AmiYumi』として放送され、人気を獲得するも、その利益や権利はアメリカ側に押さえられてしまっていたという。その例を教訓に秋元は、AKB48のようなアイドルグループの模倣の出現を防ぎ、さらに、AKB48がブレイクするまでのノウハウを世界に売るべく、10月にフランス・カンヌで開催されたMIPCOM(国際テレビ番組見本市)で商談に挑んだ。その時の模様を、前出のアイドル雑誌の編集者はこう続ける。

「海外のコンテンツバイヤーたちの反応は冷ややかで、秋元氏自ら説得を試みるも、『必要な要素が足りません』とバッサリ。ですが、MIPCOMのステージに実際にAKB48メンバーが登場し、パフォーマンスを見せると、バイヤーたちも目を奪われ、大喝采。ナイジェリアのバイヤーは『地元の女の子でやってみるのもいいかも』と絶賛していました。秋元氏はAKB48を納豆にたとえて、『納豆の臭みをとるためにクリームチーズを入れる必要はない。そのままの方が魅力がある』と豪語。番組の最後では、『イタリア、香港、マレーシアなどのテレビ局や制作会社から商談があった』と報告されました」

 大人向けのビジネスドキュメンタリーとしては説得力に欠け、アイドル密着番組としてはAKB48の出演時間が少ない番組は、どっちつかずの内容のせいか視聴率はわずか、2.8%だった。さらに、ビジネス寄りにAKB48を捉えた内容に、ネット上の大型掲示板では「やっぱり金の亡者」「メンバー同士の絆を重んじるのがAKB48なのに、それもビジネスの一環か?」などと批判的な書き込みが相次いだ。海外からの商談が実現し、秋元康の壮大な”世界48″計画は実現するのか? 躍進を続けるAKB48の行く末を刮目して見届けたいものだ。
(文=本城零次)

企画脳

秋元伝説もここまで?

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最終更新:2013/01/29 15:19
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