「包丁投げ」「風水に傾倒」芸人コウメ太夫と作家妻の”ドロ沼離婚”誌上バトル
#お笑い #離婚
白塗りに和服姿で自虐ネタを繰り広げ、「チクショー!!」と絶叫するネタでお馴染みのピン芸人・コウメ太夫(小梅太夫から改名)が、元SM嬢で作家の妻・泉美木蘭さんとの離婚を巡り、雑誌上で壮絶な暴露合戦を繰り広げている。
コウメ太夫夫妻といえば、今夏放送されたTBS系バラエティー番組『キズナ食堂』内で”かつて一世を風靡した一発屋芸人と、彼を健気に支える糟糠(そうこう)の妻”として取り上げられ、一躍話題を呼んだばかり。ところが実際は、番組放送中から夫婦仲は冷え切っていたと報じるのは雑誌「紙の爆弾」(鹿砦社)12月号だ。
番組では、コウメの自宅内にカメラが入り込み、彼を献身的に支える奥さんの姿が美談として伝えられたが、同誌の記事には「実態はまるで逆。奥さんは掃除はしないし、暴力を振るとんでもない嫁だ」という関係者の談話が掲載され、さらには「収入の無い夫の代わりに働いていた妻が、(コーナーの)最終回を前にコウメの前から姿を消した」ためにコーナーの続編が打ち切られ、「妻の作家デビューのためにコウメがダシに使われた。コウメはあの女のせいで再ブレイクを潰された」という旨が記されるなど、コウメの周囲からの証言によって、一方的に妻の泉美木蘭さんを攻撃する文言が並んでいる。記事内でコウメは、妻が家を出て行く際に「包丁を投げつけられた」とし、恨み節を爆発させている。
一方、妻の泉美木蘭さんは、12月11日発売の「本人」(太田出版)に実録小説を寄稿。その内容は、ひとりの女性が一発屋芸人と出会い、子をもうけて家を出るまでの物語で、文中に実名こそ出していないものの、コウメとのエピソードを書き連ねたことが誰の目にも明らかな作品となっている。しかも、タイトルは「こうゆう駄目」、つまり”コウメダユウ”のアナグラムだ。
この作中、”タガワ”という名前で登場するコウメと思しき人物は、同棲時代から風水や占いの類に傾倒し、「霊能者から君と男女関係を結ぶと俺が運を取られる相性だから」「君と結婚して女の子が生まれたら精神薄弱な子になるらしい」などと発言。さらに、仕事がなくなると家に引きこもり、ネタ見せライブにも行かず、妻を馬車馬のように働かせ、そのうえ「おれは、芸能界でもほんの一握りの売れた人間なんだぜ? 女なんか腐るほど寄ってくるんだ」「ちょっと稼いだぐらいでなんだ、苦労が足りねえんだよ!!」などなど暴言を吐きまくるという”タガワ”の振る舞いが、徹底的にリアルに描写されているのだ。
この作品の内容が真実か否かについて「本人」編集部に問い合わせてみると、「ノー・コメント」とのお答え。泉美木蘭さんに近い関係者によると、「紙の爆弾」が実名で掲載した一方的な記事について、彼女は激怒しているという。
「こうゆう駄目」は、主人公の女性が弁護士に離婚調停を依頼し、作家・ライターとして子どもと二人で生きていく決意を固めた場面で終幕している。果たして、実際のコウメと妻の間には、どんなエピローグが待っているのだろうか。
(文=山田裕子)
巻頭インタビューは喪服姿の板尾創路
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