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緊急インタビュー(中編)

小向美奈子”ストリップ革命宣言”!「アイドル時代も言われれば、脱いでましたよ」

komukai03.jpgストリップの世界に自分の居場所を見出した小向氏。

前編はこちらから

──変な質問かもしれませんが、逆に事件で得たものってありますか?

小向 だから、逆に家族の存在と大切さを改めて知ったんですよ。家族の支えがどれだけ今の自分にとって大切か。矛盾するみたいだけど、芸能活動をしているときは、すごく孤独だったのに、(事件と)同時に一人じゃないってことにも気づいて。それはこの事件がなければ、これからもずっと気づかなかったかもしれない。

──もしこの事件がなかったら、自分はどうなっていたかと想像することはありますか?

小向 どうしようもない人間で終わっていたと思いますよ。世間の常識も知らない、勉強もできない。人の優しさも大切さも、何も分からない、分かろうともしない。ただその時にやりたいことをしている人間。女性としても人間としても、魅力のない生き方だったでしょうね。

──そうしたさまざまな過程を経ながら、踊り子という仕事に辿りつきました。ロック座で25日間、98公演も成功させました。

小向 とにかく新しい世界なので興味津々ではありますよね。すごく難しいし厳しいけれど、やりがいがある。何よりやっていて楽しい。毎日がライブですから、この瞬間に自分をどう表現しようか、どう伝えようか、まさに一分一秒が真剣勝負。本当の意味で実力が試される世界だと感じています。

──芸能界とストリップは全く違う世界ですが、対応していけそうですか?

小向 私は本気でこの世界で頑張っていこうと思っていますから。次のステージも決まりましたし、タレントが腰掛でやっているんじゃなくて、一人のプロの踊り子として。どうやってこの厳しい世界へ自分をはめ込んでいって、自己表現をして新しい世界を作っていこうかと。それが私にとってのこれからの新しい道ですよね。

──小向さんのショーは、女性も見に来ると聞きましたが。

小向 私だけが目的じゃないけど、若い女の子も来てくれますよ。でも当然だと思う。だってすごくキレイな空間なので、もしかしたら女性のほうが楽しめる場面もたくさんあると思いますよ。全然不思議なことじゃない。

──それにしても、裸になることに抵抗はなかったですか?

komukai04.jpg

小向 あ、ないですね(笑)。

──全然? もしグラビア時代に「脱いで」と言われたら脱いでいました?

小向 はい(あっさりと)。むしろ「私でいいんですか?」みたいなノリなので、もともと(笑)。私でもヌードでいけますかね? みたいな。大事なのは、その仕事が果たして自分に合っているかどうかなので。脱ぐか脱がないかではないと思っていますから。

──「小向がストリップなんかしている」という偏見の目で見る人に対しては?

小向 ストリップのイメージを変えていきたいというのが、やりたいことの一つでもありますよね。こういうパフォーマンスを表現する場所があるんだよって、いろいろな人に伝えていくこと。実際、ストリップって見たらめちゃめちゃキレイですから。ショーとして一つの完成された空間なので、初めての人が見るとびっくりしますよ。想像と全然違うから。

──ストリップの世界が「小向以前」「小向以後」なんて表現がされるくらいイメージが変わるときが来るかもしれませんね。

小向 それくらい影響を与えられればいいとは思うけど、すでにすごい実力の人たちがたくさんいますからねぇ……。まずはその人たちに追いついて、本当の意味でプロにならないと。

──「この人すごい!」「うまい!」という人が、やっぱりいますか?

小向 たっくさんいますよ! ダンスがめちゃくちゃうまい人、表現力がハンパじゃない人、とにかく色っぽい人……。どれをとっても今の私では太刀打ちできない。「はぁ……、きれい」って見とれちゃう(笑)。「なんだろ、この人たち」って思いますよ。動き一つで場の空気を一瞬で変えてしまうって想像できます?

──たしかに振り付けの所作を一つひとつ教わることができても、表現力を言葉で他人に伝えるのは難しいですね。

小向 だから苦労しているんですよ(笑)。最初の頃なんか、踊っていて「あれ? あれ?」って思っいてるうちに終わっちゃった。表現するどころじゃない。私は今何をしたんだろって(笑)。だから、踊り子としてやらなければならないことも、やりたいこともたくさんあるので。
後編に続く/取材・構成=浮島さとし/撮影=有高唯之)

小向美奈子(こむかい・みなこ)
1985年、埼玉県生まれ。15歳のときに、グラビアアイドルとしてデビュー。童顔に似合わぬ、豊かな胸は「スライム乳」と称され、人気を博す。01年には、フジテレビビジュアルクイーンに選ばれ、以降はバラエティー番組などでも活躍。08年9月に、当時の所属事務所から契約解除され、09年1月には覚せい剤取締法違反で逮捕、起訴。懲役1年6カ月執行猶予3年の判決を受ける。同年6月、ストリッパーとして、浅草ロック座の舞台に立ち、復活。このほど、これまでの半生を赤裸々に語った著書『いっぱい、ごめんネ。』(徳間書店)を出版。

小向美奈子ストリップ出演情報!
広島第一劇場(浅草ロック座特別興行)
12月11日~20日 1日5回公演
<http://www.rockza.net/asakusa/>

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最終更新:2009/12/05 15:55
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