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緊急レポート! 沖縄に米軍の内部資料を貯めこむ”憂国のスパイ集団”がいた!?

usnavy01.jpg米軍戦艦の操作を学べるソフトだと言うが……。

「これ見てもらえますか」

 そう言って数名の若い男たちが差し出した箱には、多数の本や地図、CDなどが詰まっていた。どの品も表紙などのデザインは簡素で、英語で書かれているものばかり。そして、目についたのが「US NAVY」の文字だ。

 実は彼ら、沖縄の米軍基地問題を取材している中で知り合った現地の若者たちで、やたらと米軍について詳しかったため話を聞いていたのだが、その中で見せてもらったのが、これらのモノだった。若者の中のひとり、20代半ばと見られる知的な顔立ちの男性が淡々とした口調で説明する。

「これは、実際に米軍が使っている資料なんです。僕らが持っているものの1%程度のモノです。明らかに法に触れるような機密事項はさすがに持っていませんが、興味深い品々なんですよ」

 何かのマニュアルのような本を手にとってパラパラと目を通すと、アメリカ戦艦に関する資料だった。何かの操作方法や、部品の修理用の解説……確かに米軍の関係者が持っていたと思われるようなシロモノだ。本の裏表紙には、署名らしき手書きのサインまで書いてある。一体、これをどこから手に入れたのか。

usnavy02.jpg

「こういう土地柄、軍のグッズが僕ら日本国民の手に渡ることは結構あるんです。兵士本人から入手することも珍しくありません。よく、ミリタリーファンなんかが服とかワッペンとかを手にしたりしていますが、僕らはそういう表向きのモノではなく、指令系統や操縦などに関わる、目に見えないものを研究しているサークルなんです」(メンバー男性)

 決して変わった分野のミリタリーファンではない、と彼らは主張する。

「ハッキリ言えば、これは米軍に今も占領されている日本を憂う有志のスパイ活動なんでです」と男性。

 一見してどこにでもいる感じのメンバーたちは本職もさまざまで、大学講師からフリーターまで種を問わない。軍関係に詳しいということも外見からは分からないが、メンバーは沖縄県内に約40名いるというから、なかなかの規模だ。さらに県外にも輪が広がっていて、近く佐世保や横須賀など他の基地がある土地にも支部ができるという。スパイ活動といわれてもピンとこないのだが、その最終目的とは一体なんだろうか。

「それは言えません。ただ、僕らは日本のためにやっているんです。自衛隊の関係者が、僕らの集めた情報を知りたいと接触してきたことがあるほどです」

 そう言うと、男性は箱の中からCDかDVDと見られる盤を取り出し、ノートパソコンに挿入した。画面には船の操縦パネルのようなものが映し出され、細かく説明がリンクされていた。

「これは戦艦の操縦を学べるソフトです。市販のパソコンではすぐに動作しないですし、本来はパスワードも必要なんですが、それを動かせるようにしたんですよ」と男性はしたり顔で話す。

 これが本当に米軍で使われているものなのか、筆者の見識では判断がつかないため、いくつかの品を写真撮影し、都内ミリタリーショップの店主に鑑定をお願いした。

「間違いなく本物ですね。書かれている電話番号なども、非公表の施設内のものだったりしますから。内容によっては、ウン万円の高額買い取りができますよ」(店主)

 メンバーの一人は、「これはスパイ活動ですから、基地に出入りすることだってある」と基地内で撮影したと思われる自身の写真を見せてくれた。

 アイテムは本物でも、スパイ云々の話については若者たちにからかわれているのかもしれない……とも思ったが、取材の別れ際に「いざというときに、もしかしたら僕らが日本を救うかもしれないんです」と言って去った彼らの表情は真剣そのものだった。
(文=ハイセーヤスダ)

世界スパイ大百科実録99―恐るべき諜報戦争の真実!!

映画の中の世界、じゃないんです。

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最終更新:2009/11/29 08:00
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