元XのTAIJIがバンドを解散 スタッフのグッズ収益の私的占有が理由だと激白
#音楽 #YOSHIKI #TAIJI #X JAPAN
X JAPANに改名する前のXやLOUDNESSに参加し、一時ホームレス生活を送るも、hideの死を期に復活を果たし、活動を続けるベーシスト・TAIJI。2008年には持病のてんかんと脳梗塞が悪化し、左足大腿骨頭壊死によって人工股関節が外れ、緊急手術を行うなど波乱万丈のロックな生き方を続ける彼が、バンド・D.T.R(Dirty Trash Road)の解散と新生・D.T.R(Death To Rive)結成を公表。だが、その背後には、TAIJIがデザインしたグッズをスタッフが勝手に販売し、利益を還元せずに私物化しているという事実があると告白。TAIJIは法的手段に出ることを明かし、ファンにグッズを買わないように呼びかけている。その真相をTAIJIが自身のブログで次のように明かす。
「D.T.Rのグッズや曲など、一円たりともメンバーには入らずに、(スタッフの)私腹を肥やすためへの人柱だったのかと思うと、涙さえ出てくる。何度も語ったあの熱い想いは、その彼女たちの行った行動によって裏切りと帆脳に火を注ぎ、情熱という炎に水を差した。たとえ皆が購入してくれても、それによって彼女らが得るお金は、一円たりともD.T.Rには還元されません。ましてやそのロゴやデザインは僕のものであります。彼女らが行っている行為は犯罪です」(原文ママ)
TAIJIは「犯罪」と明言し、「これに関して僕は法的手段を取って戦うつもりだ」と宣言している。ある音楽プロダクション関係者は次のように明かす。
「CDが売れない現在の音楽業界において、矢沢永吉の借金を完済させた”E.YAZAWAタオル”に代表されるように、グッズ収益のロイヤリティーはアーティストにとって、貴重な収入源。それをスタッフに横取りされるのは、非常に痛いですね。TAIJIは、96年ごろからホームレスとなり、その際にケンカをして前歯を折られ、そんな無残な姿のままhideの葬儀に参加。そこで再会したYOSHIKIから数百万円を渡され、その金で歯を治したというエピソードもあるほどなので、お金の大切さは身に染みているんでしょうね」
元COLORのダイナマイト・トミー、元ガスタンクのTATSU、元かまいたちのKENZIらとのバンド・The Killing Red Addictionでも活動するTAIJI。X時代には、「Voiceless Screaming」など佳曲の作曲を手がけ、ベースのみならず、ギタリストとしても、hideや高崎晃をうならすほどの類稀なる才能を持つミュージシャンだけに、事務所やレコード会社のパワーバランスでしかヒットが生み出せない21世紀の音楽シーンに風穴を開けるような、作品を生み出してほしいものだ。
(文=本城零次)
地獄を見た男の生きざま
【関連記事】 「ヤクザのみかじめと同じ」人気ドラマー・ファンキー末吉がJASRACに激怒!
【関連記事】 警官の”勇み足”職質に浜崎あゆみのバンドメンバー・エンリケがブログで激怒!
【関連記事】 かつての輝きはどこに!? GLAYが「失速」したワケ
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事