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「世代交代に弾みか!?」浦和・闘莉王まさかの中東移籍報道の裏事情

tulio_tanaka.jpg実は志村けんの大ファンだという、
田中マルクス闘莉王選手。そういえば、
ちょっと似てる?

 サッカー日本代表DF田中マルクス闘莉王がJリーグ・浦和レッズ退団を決意したという一部報道に、ファンやサポーターが沸いている。

「(ネット上の)あだ名が”釣男”だけに、釣りかと思ったらスポーツ紙の一面になっていたのでびっくりしました。マジネタだったとは」(サッカーファン)

 結局は、浦和残留に落ち着くのではないかと考えるサポーターもいる一方で、「やっぱりな」「闘莉王は嫌いだからちょうどよかった」と、冷静に退団を受け入れるサポーターも意外に多い。

「いくつか、納得できるフシはあります。折り合いがよくないとされている浦和のフィンケ監督が来季も続投すること、オフ期間中に浦和との契約が切れること、J2に降格する大分トリニータからDF森重真人を獲得する動きが浦和にあることなど……。これまでも海外移籍話が浮かんでは消えていたので、大山鳴動して鼠一匹、となる可能性もありますが、海外クラブからのオファーの確度次第ではないでしょうか。国内では移籍するメリットがあまりないですから、海外の線がなければ残留でしょう」(サッカ―関係者)

 これまでも欧州移籍の噂はあったが、それに加えて現在は、中東からのオファーもあるという。日本人選手への評価が低い欧州市場に比べれば、移籍の現実味は増す。まして、契約切れで移籍金(違約金)がかからないとなれば、買い手も決断しやすい。しかし、問題はいまがワールドカップの7カ月前ということである。

「まさに、そのワールドカップを見据えた”強化”の意味合いで、海外移籍の意思を固めたようですが、欧州では出場機会が減って試合勘が失われるおそれがある。中東は中東で、たとえ試合に出られたとしても、あらゆる意味で問題が多いんです」(サッカーライター)

 中東クラブが、札束で顔をひっぱたくようにJ1からブラジル人選手を引っこ抜いていくのは、もはや移籍期間の風物詩だが、よくよく考えてみれば、闘莉王はブラジルからの帰化選手である。日本人DFよりも高い評価を得やすいのは確かで、中東でプレーするブラジル人選手が多いことも、闘莉王にとっては安心材料となるのだろう。

 しかし、名古屋グランパスからカタールのウム・サラルへ移籍したFWダヴィが生活になじめず、ギャランティもまともに支払われない状況に「Jリーグへ戻りたい」と後悔の念を語ったことが話題になったように、中東は何かと問題が多い。カタールリーグなどは、参加チーム数が少ないため、必然的に試合が少なくなる。その上、観客も少なく、選手がトップレベルの緊張感を保ち続けられるか、疑問が残る。

 新しい環境でさらなる成長を促すつもりが、ワールドカップの前に実力を下げてしまうかもしれないのだ。そうなればサッカー日本代表には痛い打撃となる。

 今オフの浦和は、闘莉王のほかに坪井慶介、阿部勇樹など、代表経験のある守備系の選手が軒並み契約切れを迎える。契約が更新されなければ、DF陣はかなり手薄になる。

 そこを見越して浦和が食指を伸ばした前述の森重は満22歳。奇しくも闘莉王が水戸ホーリーホックでプレーし、日本国籍を取得、浦和入団へのステップを踏んだのと同じ年齢である。浦和の若返りは着々と進んでいるのだ。

 どうにも「移籍フラグ」が揃っているようにしか見えない状況。サポーターは覚悟しておいたほうがいいのかも!?

闘莉王 超攻撃的ディフェンダー

2010年ワールドカップのカギを握る男

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最終更新:2009/11/13 19:59
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