「AKB歌劇団」演出の広井王子がマジギレ!! 浮かび上がる運営との不協和音
#アイドル #AKB48
新曲「RIVER」がチャート1位を記録し、週刊誌「週刊朝日」(朝日新聞出版)の表紙を飾るなど、名実共に”国民的アイドル”となったAKB48。そんなメンバーたちの活躍とは裏腹に、ずさんなAKB48の運営は未だ問題視されている。このほど行われたAKB48初のミュージカル「AKB歌劇団∞Infinity」でも、演出を担当した、舞台『サクラ大戦』などで知られる広井王子との間に”確執”が浮上した。
生の舞台にこだわる広井が自身のブログで、関係者から「歌が不安定だから、(本番は)録音で口パクを」といわれ、広井が断固拒否したことを明かしたものの、後日その部分をブログから削除。さらに、スタッフに対して「舞台に真摯に向き合い勉強をして頂きたい」と苦言を呈したが、その部分も削除され、AKB48運営との間に不協和音が生じていたことがわかった。周辺事情に詳しいAKB48劇場通い3年11カ月の”古参ヲタ”の一人は、その実情を次のように明かした。
「そもそも、AKB48発足前に総合プロデューサー・秋元康は現在の歌って踊るアイドル路線よりも、SKD(松竹歌劇団)のような少女劇団をやろうとしていました。今回はその構想が約4年の時を経て実現した、待望の企画。ところが、広井王子を演出に据えたものの、バンパイアと少女の恋というありがちな設定と、新曲の連続リリースやメンバー大シャッフルを控えるこの多忙な時期に舞台を行うことに、ファンからも懸念の声が上がっていました。しかし、いざ舞台の幕が開くと、初のミュージカルとは思えない見事な仕上がりで大好評。舞台はダブルキャストで行われ、男役になりきりエモーショナルな演技を披露した秋元才加、普段の”スベりキャラ”とは180度違う可憐な少女を演じた高橋みなみ、ボーイッシュな中にある脆さを華麗に体現した宮澤佐江、そして、メインキャストでは唯一、芝居経験ゼロにも関わらず、高いプロ意識で完全に役になりきった柏木由紀。本当に秀逸な演技と歌で、ペア同士のメンバーがガチで禁断のキスをするシーンにも注目が集まりました。また、ダンス部員役のメンバーも健闘し、研究生の岩佐美咲が意外な歌唱力を発揮するなど、普段のAKB48劇場では見られない一面も次々に飛び出し、AKB48の新しい可能性の扉を開いたと確信しています」
3年11カ月の活動で、ユニットを含め250曲以上もの楽曲があるAKB48。その珠玉の名曲のなかから、今回のミュージカルに合う楽曲を広井がチョイス。適材適所に使うことで、楽曲に新たな息吹を吹き込み、劇との相乗効果を生んだ。メンバーたちは、連日の劇場公演やメディア露出をこなしながら、15日ほどしかないわずかな期間で厳しい稽古に身を削って耐え忍び、見事に舞台を成功させた。ファンからは再演を望む声が多く聞かれるなか、そこに水を差してしまったのは”疑惑の伏魔殿””ずさんの極致”と称されているAKB48運営。広井が、そのあまりのふがいない体たらくにブログで苦言を呈するも、そのブログは削除・改変されて再投稿されてしまった。真相を知るアイドル雑誌記者はこのように明かす。
「ラジオや雑誌のコラムなどで舌鋒の鋭い辛口コメントを発している広井氏だけに、AKB48運営のいい加減な体質には、物申さずにはいられなかったようです。ブログで、AKB歌劇団について『ミュージカルといった以上、生歌しかあり得ない。それなら(口パクでやるなら)セリフも録音にして、なんなら芝居も映像にして流せばいい。毎回同じクオリティで見られますよ。それがお望みなら、板の上に立ちなさんな。稚拙だろうと、未熟だろうと、恥をかいて自覚していかないかぎり、舞台人にはなれない。成長もありえない』と正論を展開しました」
AKB48劇場の公演では、1日3回公演で激しいダンスもあることから、口パクの上に一部、生歌を被せる手法を取っているが、ミュージカルで口パクはありえない話で、その根幹に関わる事態。苦言を呈するのも当然だ。さらに、前出のアイドル雑誌記者は次のように続ける。
「数日後、広井氏はブログで、歌と演技の才能を遺憾なく発揮しながらも、楽屋の掃除を進んで行う謙虚さを持つ秋元才加を、AKB歌劇団のテーマ曲の作曲家・田中公平氏の言葉を引用して『宝石』だと絶賛。その一方、AKB48側のスタッフに対して、『課題としてあるのは、スタッフさんたちがもっと、舞台に真摯に向き合い勉強をして頂きたいということです。舞台は神聖な場所です。そこにつながる楽屋も稽古場も神聖なのです。きちんと一礼して入る姿勢が必要です。その精神が、お客様や役者への愛情や感謝や優しさにつながると思います』と真っ向から批判。この内容も一部が削除・改変されました。『サクラ大戦』などのミュージカルを長年手がけてきた広井氏には、ミュージカルに対する強いこだわりと信念がある。一方、AKB48サイドは素人運営で、メンバー同様スタッフもミュージカルは初体験だっただけに、広井は不満が多々あったようです」
「AKB歌劇団」パンフレットによると、秋元康は「AKB48はダイヤモンドの原石ですから、これを磨くには、やはり、ダイヤモンドでなければいけないんです」と発言。その言葉通り、多彩な才能を持つ広井というダイヤモンドによって、原石であるAKB48は研磨され、さらにまばゆい光を放つようになった。だが、石頭のAKB48スタッフがダイヤモンドを傷つけてしまっては、元の木阿弥だろう。「AKB歌劇団」来場者から抽選で20名に出演メンバーからの寄せ書きサインをプレゼントすると告知しながらも、千秋楽から1週間が経とうとするなか、未だ詳細が発表されていないなど不信感はぬぐえない。秋元康脚本のチームK公演の寸劇では、自ら「糞運営」だと自認しているが、そろそろ、恥を晒さすのをやめて、襟元を正して運営にあたり、一度、スタッフ全員がマナー講師からでも指導を受けてはいかがだろうか。
(文=本城零次)
これが舞台だー!
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