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『ザブングルのくやしいです!』出版記念インタビュー

私生活でも「カッチカチやぞ!?」ザブングル加藤の”逆ギレ”な日々

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「くやしいです!」「カッチカチやぞ!」などの持ちネタでおなじみのザブングルの二人が、初の単行本『ザブングルのくやしいです!』(学習研究社)を出版した。この本は、彼らが普段の生活で体験したことや思ったことをまとめたエッセー集。コントの中でも理不尽な逆ギレを見せている加藤は、日常ではどんなことで怒っているのだろうか?

――まずは、新しく出た著書についてうかがいたいと思います。完成した本を読み返してみて、率直な感想はいかがですか?

加藤 自分のエピソードがこうやって文字になると、恥ずかしいなあっていうのもありますね。しゃべるんやったら全然平気なんですけど。

松尾 僕は、まだしっかり読んでないんですけど。僕の描いた絵ばっかり載ってるなあ、っていう感じですね。30点近くもイラストを描いたんで、最後の方は本当に苦労しました。

――加藤さんは本の中でも、日常生活でいろんなおかしな人に出会ったエピソードを書かれていますね。変な人にはよく会うんですか?

加藤 なんか、ちょっと言い方は悪いですけど、僕ってたぶん気安く話しかけられちゃうタイプなんですよね。ちょっとなめられやすい、というか。それで、僕、本当は心の中では、「こいつ、引きずりまわしたろかぁ~!?」って思ってるんですけど、それをあんまり表に出さないんですよ。

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――どうして表に出さないんですか?

加藤 恐らくこの人とはもう二度と会わないから、今日ぐらいはこの人の舞台にしてやろう、って思っちゃうんですよね。だから、仕事仲間とか、これからも会う機会がある人だったら言うときもありますよ。でも、もう二度と会わないなら別にいいか、って。

――じゃあ、普段はあまりキレたりはしないんですね。

松尾 いやいや、こいつ、よくキレますよ。

加藤 僕、短気なんですよね。

――具体的にはどういうときに怒るんですか?

加藤 例えば、ファミレスでご飯の大盛りを頼んだとするでしょう。それで、量が少なかったりすると、あれ? って思うじゃないですか。そういうのは言いますね。

松尾 でも、直接怒りはしないよね。

加藤 店員さんを呼んで、うーん、これって、本当に大盛りですか? とか聞くんです。

松尾 遠回しに言うんですよ(笑)。

――相方の松尾さんから見て、加藤さんの怒りには共感できる部分もあるんですか?

松尾 いや、それが、加藤君の怒るポイントってちょっとずれてるんですよ。わからなくはないんだけど……っていうことが多い。例えば、この前たまたま一緒にいて、警察官に呼び止められたことがあったんですよ。そのときにも、まあ、よく呼び止められるから腹立つっていうのはわかるんですけど、何かめっちゃケンカ腰なんですよ。敬語なんだけどやたら態度が悪くて。それで、ずっと強気でいって、最終的にはこいつ、土下座してましたからね(笑)。それで、いや、そこまでしなくていいから、って向こうにも言われて。

加藤 ああいう人って、土下座とかするとやっぱりびびりますからね。

松尾 そういうのを見て、言いたいことはわかるんだけど、そこまでしなくていいだろう、って思っちゃうんですよね。

――最後に、この本の見どころについて改めて教えてもらえますか?

加藤 いろんな話が入ってるんで、こういう人もいるんだなあ、って思ってもらって読んでもらえたらいいですね。

松尾 加藤君がちょっとずれてるっていうのは、僕はずっと思ってたことなんで。この本を読んだ人がそれを少しでも感じてくれたらいいですね。
(取材・文=ラリー遠田)

ざぶんぐる
松尾陽介と加藤歩が99年に結成。加藤の個性的な顔面とそれとは不釣り合いな肉体美を生かした数々の持ち芸で人気を誇り、『M-1グランプリ2007』では決勝進出を果たした。9月26日には「TV LIFE Web」内のコラムをベースに構成した『ザブングルのくやしいです!』を発売。

ザブングルのくやしいです!

「ここだけのカッチカチ」が盛りだくさん

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最終更新:2009/10/07 08:00
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