噂のエミー賞アニメ GONZO『アフロサムライ:レザレクション』完成披露
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2007年に公開されるやいなや、世界で高い評価を得たアニメーション映画『アフロサムライ』。その続編となる『アフロサムライ:レザレクション』の完成披露舞台あいさつが、9月28日に東京・渋谷のシネマライズで開催され、原作の岡崎能士氏、木崎文智監督、池田繁美・美術監督が登場した。
「闇の剣客道」の掟に従い、世界を制する”一番”のハチマキを持つ男に闘いを挑むアフロサムライの姿を描いた前作。今作では、壮絶な闘いの後、父の仇であったジャスティスを倒し、復讐を終えた数年後が舞台。「闇の剣客道」の頂点に君臨することなく、今まで斬ってきた者たちの魂を供養するために、仏像を彫り続け贖罪の日々を送っていたアフロ。しかし、ハチマキを廻る血の宿命は再び彼を流血の連鎖へと向かわせる……、といった内容で、前作同様、作品にほれ込んだというサミュエル・L・ジャクソンが声優とプロデューサーを勤め、『キル・ビル』のルーシー・リューや『スター・ウォーズ』シリーズのマーク・ハミルも参加している。
今回、池田氏はトロフィーを抱えての参加となったが、実は9月12日に第61回プライムタイムクリエィティブエミー賞アニメーション個人部門(池田美術監督)と、同長編アニメーション番組部門作品賞にノミネートされ、個人部門審査員賞を受賞した。
感想を求められた池田氏は「どうせ(賞は)取れないと思っていたから、ノミネートされた時の方が大騒ぎしましたね。受賞後にステージから降りると、トロフィーを取り上げられたから、『本当はもらえないんだ』と思ったし、サインした後に帰って来たトロフィーはもっと軽いと思ったら……。今も片手で持っているので、頑張っています」と軽妙な話術で会場を沸かせた。
岡崎氏はアメリカだけでなく、ヨーロッパでの人気について聞かれると「ドイツとイギリスでのイベントに参加した時、ドイツではアフロサムライのDVDも発売していない時期だったので、おかしいなと思って、ファンの人に『YouTubeで見た人?』って聞いてみると、みんな手を挙げたんです(笑)。だから『DVDも買ってね』とお願いしたら、売り上げがすごかったそうです」。
最後に木崎監督が「単純に前作よりも面白いものを目指すというのあったので、岡崎さんのアイデアをどんどん引き出して……。常人じゃ思い付かないような面白いアイデアが出てくるので、そのあたりを楽しんでいただければ」と見どころを語った。世界を魅了した『アフロサムライ』のさらに上を行く、『アフロサムライ:レザレクション』は2009年12月、シネマライズほか全国ロードショー。
●『アフロサムライ:レザレクション』公式サイト
<http://www.afrosamurai2.jp/index.html>
とりあえず一気見。
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