動き出した捜査一課 押尾学被告を保護責任者遺棄致死罪で再逮捕へ
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保釈された俳優の押尾学が、銀座ホステスのT・Kさんの”変死体事件”で、すでに警視庁捜査一課から事情聴取されていることが明らかになり、保護者責任者遺棄致死罪ならびに過失致死罪で再逮捕される可能性が強くなった。
押尾が借りていた六本木ヒルズマンションの部屋で、押尾とともに合成麻薬を飲んで変死したとされるTさんの捜査は、当初、所轄の麻布署が行っていた。だが、麻布署は押尾を合成麻薬MDMA使用のみで東京地裁に起訴。その後、押尾が保釈されるが、各方面からの圧力もあって捜査は打ち切りになったと言われていた。
Tさんの実家がある飛騨高山にも、某政治家の圧力説は伝わっていた。それだけに、押尾が保釈された日、Tさんの遺族は、麻布署の係官から「捜査は続けてますが、どうなるかわかりません」という連絡を受け、半ば打ち切りを確信。当局が手を下さないならと、Tさんが勤めていた銀座のクラブ関係者の支援もあって、押尾を民事で提訴することを決意した。ところが、銀座の仲間たちが訴訟費用をカンパで集め、弁護士も決まった段階で、警視庁捜査一課から「近々、詳しいことをお話しできる」という連絡が入ったという。
その約1週間後の9月18日にTさんが勤めていた銀座のクラブに、捜査一課の捜査員が事情聴取にやってきた。捜査は警視庁捜査一課に引き継がれ、続行中であることが判明したのだ。また、保釈された押尾を捜査一課が数回にわたって事情聴取していることも明らかになった。捜査員は捜査が遅れた理由について、麻布署が資料を一課に渡すのが遅かったこと。さらに、Tさんが飲んだとされるクスリの成分の分析結果がいまだに出てないことを挙げたという。しかし、捜査員は自信を持って、「押尾を逮捕する」とクラブ関係者に言い切ったという。
押尾が、急変したTさんをほったらかして、友人やマネジャーたちを呼んで、逃げたのは紛れもない事実だ。これだけでも、保護責任者遺棄致死罪に当る。さらにマネジャーたちが119番通報するまでに空白の3時間があり、その間にTさんの携帯を捨てたという事実。証拠隠滅の可能性も高いだけに過失致死の疑いも捨てきれない。
Tさんの遺族は捜査の結果を待って、押尾を民事で提訴するかを決めたいという。警察の威信にかけても、押尾を逮捕して、真相を明らかにしてほしいものだ。
(文=本多圭)
音楽プロジェクトも暗礁。
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