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本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」Vol.33

「麻布署と押尾学の責任を問う」”ヤリ部屋”で変死の女性遺族が民事提訴へ

oshiomanabu_shakuhou.jpgプレイボーイの面影はどこへやら?

芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 俳優の押尾学が出入りしていた六本木ヒルズマンションの部屋で”変死”していた銀座ホステスのT・Kさん。その35日法要が9月5日、飛騨高山の実家で営まれた。

 母親は真相を明らかにするために、押尾を民事で提訴することをTさんの遺影に誓ったと思うが、現実には訴訟費用が遺族に重くのしかかっている。保釈されても、いまだに遺族に対するお詫びの声もない押尾に、保釈金としてポンと400万円もの大金を投げ出す企業グループの幹部がいるかと思えば、あまりに不公平な話だ。

 Tさんが遺体で見つかったあと、所轄の警視庁麻布署から実家の母親が連絡を受けて、飛騨高山から両親が駆けつけたのは8月3日の午後だった。東京女子医大で司法解剖されて麻布署に戻った遺体と対面したのは、遺体安置所ではなく、同所近くの路上だったという。Tさんはまるで犬猫のように扱われていたのだ。

 しかも、麻布署はそこで「事件性がない」と説明。Tさんが所持していたケータイの在処を問うと、「部屋をくまなく探せば出るかもしれない」という答えだったそうだ。

 ところが、4日に日本テレビのスタッフが、マンション外の植え込みに捨ててあったケータイを発見。同局スタッフが飛騨高山まで行って、Tさんが所有していたものか遺族に確認。その足で東京に戻って、麻布署に届け出たという。

 その後、麻布署から家族に「ケータイがあった」という連絡が入ったが、捨てられたことについては曖昧な答えに終始したという。誰が考えても、証拠隠滅の可能性があると思うだろう。さらに、同日に一緒に暮らしていた郷里の幼馴染Yさん立ち会いの下、Tさんの自宅マンションを麻布署は家宅捜索。そこで、押尾が持ち込んだとされるクスリを押収したという。

 事件後、Tさんが押尾と”半同棲”していたという報道があったが、Tさんといちばん親しかったホステスは「絶対にありえない。押尾が店に来たときとも、口説かれないように注意してした」という。四の橋の盆踊りも二人だけではなく、大勢来るから安心して行ったという。それだけに、Tさん宅に押尾が持ち込んだとされるクスリが疑問だ。にもかかわらず、その後「Tさんのマンションから1億円相当のコカインが押収された」という報道が流れ、まるでTさんが、麻薬常習者のような印象を世間に与えた。

「まるで、Tさんを悪者に仕立てて、”そんな女だから変な死に方をするんだ”という印象を与えましたよ。そんな中傷報道でTさんの名誉はズタズタです。Tさんの体調が急変して心臓が止まったことで怖くなった押尾はマネジャーに連絡して逃げた。マネジャーや友人たちは、Tさんが亡くなってから約3時間後の119番通報している。その空白の3時間をいまだに麻布署から説明がない。家族としては汚名を晴らすためにも、麻布署の捜査に期待したんです」(クラブ関係者)

 ところが、押尾が合成麻薬だけで東京地検に起訴されたというニュースが流れた時点で、飛騨高山にも”大物政治家Mが、押尾と仲がいいバカ息子のために警察に圧力をかけた”という情報は伝わってきたという。押尾が保釈された当日に、麻布署の係官から家族に「捜査はしてますが、どうなるかわかりません。もし納得いかないなら民事で訴えたらどうですか?」と責任放棄とも受け取れる電話があったという。

 家族はTさんが務めていたクラブ関係者のバックアップもあって、押尾を民事で提訴することを決意した。訴訟費用は銀座の仲間がカンパで集めているという。押尾がTさんの霊前で真相を明らかにしない限り、民事の法廷で責任を追及されるのは間違いない。
(文=本多圭)

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最終更新:2013/02/14 11:14
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