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【インタビュー】そして"18禁"ユニットへ──

AKB48最年長の大堀恵 ”最下層アイドル”の処世術を大激白(前編)

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 8月22日、23日の武道館公演を成功させ、ついにシングル「言い訳Maybe」が発売初日のデイリーチャート1位を記録したAKB48。だが、研究生を含め66人(8月末現在)いるメンバーのなかから、この曲に参加しているのは21人のみ。同じグループでありながら、メンバーはシングルに参加する”選抜メンバー”に選ばれるために熾烈な生存競争に身をさらされ、切磋琢磨している。その中で、最年長26歳というハンディを背負いながら、それを武器に変えて、自らの居場所を切り開いてきた”めーたん”こと大堀恵がAKB48から初のエッセイを発売。その名も『最下層アイドル あきらめなければ明日はある!』(WAVE出版)。学生時代のイジメ、チームKメンバーとの絆、「1万枚売れなければ強制卒業」の”大堀めしべ”の真相と家族崩壊の危機までを赤裸々に綴った大堀に、出版への思いを聞いた。

――最初に、今回の出版の経緯を教えてください。

大堀 「大堀恵の『受粉計画』今夜は、どうかしらぁ?」という、タイトルのブログをやらせていただいていて、自分が感じたことを文章や写真で表現するのが、楽しいと感じていました。これを何かにつなげられないかと、書き留めていたものが本になった感じです。

――そもそも05年12月のAKB48結成当初は、めーたんは劇場併設カフェの店員、通称”カフェっ娘”だった(現在はカフェはグッズショップに)。そこからオーディションでチームKに選ばれたものの、苦労の連続だったそうですね。

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大堀 カフェにいて、いつもキラキラ輝いているチームAのメンバーを見て、憧れていました。そしたらある日、突然一緒にカフェで働いていた篠田麻里子ちゃん(チームAメンバー。雑誌「MORE」モデルとしても活躍)がメンバーに選ばれたんです。「1日で人は変われるんだ!」って、びっくりしました。そして次の第2期オーディションで、私はチームKに加入したんですが、メジャーデビューシングルの「会いたかった」発売の時に、私は選抜から漏れてしまいました。カフェで働いていた経験がある分、ファンの方にも知られている私は自信があったのに……。その日は、ご飯ものどを通らないし、お客さんの前に立っても震えちゃって、本当に大変でした。

――そして、チームAより後発のチームKには、ファンの風当たりも強い時期があったとか。

大堀 Kには、私と干支が一回り違うまーちゃん(奥真奈美)もいるので、私は母親役でもあったんです。ファンの方から「Kは(ファンに)甘えすぎなんだよ」と罵倒されたこともあって、そんな時に泣いているメンバーをかばうのが私の役目で。正直、自分のことは後回しになっていました。でも、AとKをシャッフルした「ひまわり組」を行うことになって、その時にファンの方から「これでやっと自分のことだけ考えられるね」とファンレターをいただいて、本当に励まされました。

――K発足から1年3カ月後の07年7月からスタートしたA・Kシャッフルの「ひまわり組」公演。そこがめーたんの転機になった?

大堀 気がついたらアイドルとしての寿命があとわずかしかない! と思って、そこからは、がむしゃらになりました。ダンスや歌ではほかのメンバーに負けるかもしれないけど、私にはMCのトークがある(AKB48の劇場公演には2時間の公演のうち5分ほどのトークコーナーが数回あり、毎回テーマトークやゲームで盛り上がる)。MC中ならファンの方も私のことを見てくれる。そこでちょっとエッチな爆弾発言をして、ファンの皆さんの脳裏に焼き付けるようにして、曲中もメンバーを押し倒したり、衣装を脱いで振り回したりして、暴走しちゃいました。そんなセクシー路線がファンの方にはウケて、注目してくれる人が増えたんです。秋元先生(秋元康総合プロデューサー)が劇場に来て下さった時も、今までは私のことなんて見てくれなかったのに、曲中に目で私を追ってくれているのがわかったんです。そして、私のことを欲しいと言ってくれる所属事務所も決まって、追い風が吹いてるなと思いました。
後編につづく

おおほり・めぐみ
83年8月25日、東京都生まれ。
公式ブログ『大堀恵の「受粉計画」今夜は、どうかしらぁ?』
http://ameblo.jp/ohorimegumi/

最下層アイドル~あきらめなければ明日はある!~

若い子には負けません!

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最終更新:2018/12/10 19:36
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