「更生させる」酒井法子逮捕 サンミュージック相澤会長の切なる想い
#事件 #薬物 #本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」 #酒井法子
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたる女優・酒井法子の所属事務所「サンミュージック」の相澤秀禎会長が、「どんな結果になろうと法子を更生させる」という言葉を聞いて、ホッとした。
著者は、相澤会長とは旧知で、実は今回の事件が起こる以前、今年1月頃に「酒井がコカインにハマっている。高級マンションで開かれた、セレブの集まるパーティで、別室でコカインを頼んでいる酒井は、いつもとは別人で、ヤンキー上がりの姉御みたいだった」という情報を親しい女性タレントから入手して、相澤会長に忠告したことがある。
もちろん、その時点では、筆者も現場を見たわけではなく、裏が取れていたわけではないので、あくまで「こういう情報があるが、気をつけたほうがいい」と進言したまでだ。事務所は、酒井に確認したが、本人は頑なに否定したという。事務所も彼女を信頼していたのだろう。そんな事務所を酒井は裏切ったのだ。
酒井の夫で自称プロサーファーの高相祐一容疑者が覚せい剤で逮捕された日は、サンミュージッが約40年にわたって活動の拠点にして、故・岡田有希子 さんの飛び降り自殺を始め数々の思い出がある四谷4丁目の社屋から、四谷3丁目に駅近くに引っ越した日だった。
新たなスタートにあたり、相澤会長は、新しい家に引っ越すのを楽しみにする子どものようにはしゃいでいた。だが、その日に酒井の夫が逮捕された。筆者はその直後に気が引けつつも、相澤会長に電話をしたが、「これで、酒井に離婚を決意させることができる」と気丈に対応してくれ、消息不明になっていた酒井の安否を気遣っていた。
その3日後に、酒井の逮捕状が出た。79歳で今でも現役マネジャーを自負する相澤会長だが、酒井の覚せい剤容疑についてはショックを受けたに違いない。酒井の逮捕後、相澤会長は酒井にコカイン使用疑惑を確認した件を振り返りつつ、「それでも、彼女を信じるしかなかった」と悔やんだ。そして、こう語った。
「法子はヒモ亭主のために働いて、子どもを自分の子どものときみたいに不幸な家庭に育てたくないと、息子の学校ではPTAの活動も積極的に買って出ていた。『家庭を優先したいので、ドラマの仕事はできない』と言われれば、それを信じ、尊重するしかありません。彼女の生い立ちを知っている僕にとっては、法子はどんなことがあっても高相とは離婚しないと思ってましたが、こうなった以上、彼とは離婚して、子どもを育ててほしいですよ」
4歳のときに生みの母と死別、育ての母は暴力団関係者だった父の家庭内暴力に苦しみ、母子家庭状態や親戚に預けられる形の中で育った酒井。司法当局の処分次第では、「事務所を解雇」という情報も流れている。しかし、相澤会長は芸能活動はともかく、サンミュージックで育った子を見放す気持ちはないという。具体的な方法は、まだ見つかっていないが、必ず更生させるという。
犯罪を犯したタレントをクビにするのは簡単かもしれない。それも責任の取り方のひとつだろう。しかし、手元に置いて更生させるというのも選択肢のひとつ。過ちを犯したタレントを”我が子”のごとく想い続ける、相澤会長の愛情に敬意を表したい。
(文=本多圭)
なかなか伝わらないのが親心
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