北島、内藤、真央、ハンカチ王子……さわやかなアスリートたちの裏の顔
#スポーツ #スキャンダル
本来はゲームで結果を残せばOKなはずのスポーツ選手だが、人気者となれば、タレント並みに、その素顔や動向に注目が集まってしまうもの。ときにそれは、スキャンダラスな匂いを放ち……ここでは、スポーツ記者に集まってもらい、人気選手の「舞台裏の顔」について語ってもらった。
【座談会出席者】
A……スポーツ紙記者
B……スポーツ専門誌記者
C……民放スポーツ番組スタッフ
A 先頃の世界水泳では、古賀淳也や入江陵介といったニューヒーローが誕生したが、年内にも北島康介が本格復帰するようだね。
B それよりも気になるのは、彼が先頃、新たな事務所を設立したこと。3月に、サニーサイドアップとの契約終了を発表したときも驚かされたけど。
C 双方とも契機満了をアピールしていたけど、東京スポーツに、”実は北島がサニーサイドに不信感を抱いて辞めた”と書かれていたね。
B あぁ、日本水泳連盟と契約しているある企業が北島を広告キャラクターに起用しようとしたところ、サニーサイドが北島の肖像権の対価として1000万円を要求した話でしょ。それを知った北島が「自分の知らないところで事務所が水連に迷惑をかけているのでは?」と不信感を抱くようになった、と。北島はもともと、イベントばかりに出させられ、タレント扱いされることにも辟易していたみたいだ。
A 実はこれらのネタは、ほかのスポーツ紙も知っていたんだ。でも、書くとサニーサイドとは付き合えなくなる。
C サニーサイドには、上田桃子や菅山かおる、杉山愛なども所属しているから、スポーツ紙は良好な関係を保っておきたいだろうからね。といっても、実際に良好といえるのは「サンケイスポーツ」ぐらいじゃない? 実際、ヒデこと中田英寿関連のニュースはほぼサンスポの独壇場で、「サニーサイドの広報紙」と揶揄されるほど。
B そんなサニーサイドに嫌気が差したのか、北島は、独立後、個人事務所「K-Frog」を本格始動させていた。ところが、先頃、別事務所を設立。スポーツ選手や文化人のマネジメントをやる予定ということだが、サニーサイドと業務がかぶりまくっている。
C 北島人気ももはやピークは過ぎたし、手広くやっていく必要があるのかな。
B 人気に翳りが出ているといえば、今年5月にV5戦を制したWBC世界フライ級王者の内藤大助も、関係者の間で不評だよ。彼は、所属する宮田ジムの会長と仲が悪くて、白井・具志堅ジムで練習しているんだが、一緒に練習したボクサーがうんざりしているとか。
C テレビでは親しみやすいイメージがあるけど、”自分は世界チャンピオン”という自意識が強くて、練習生が気軽に話しかけられない雰囲気。サインも「ヤフーオークションで売られたくない」といってめったに書かないし。
A 防衛回数を伸ばしているとはいえ、その相手は下位ランカーばかり。5月の対戦相手は、ほとんどプロ経験のない中国人・熊朝忠だったが、勝ちはしたものの、ダウンを奪われるというひどい内容だった。
B プライベートでも、息子を通わせている幼稚園の父兄からブーイングが起こっている。なんでも、息子の行事に参加したら黒山の人だかりができたとかで、幼稚園に「もう、ウチの息子は、園の行事には参加させません!」と電話をしてきた、と。迷惑だったのはわかるけど、そういう対応はないだろうと、父兄の反感を買っているとか。
C もともと、亀田家との対比で”善人”イメージが先行したけど、彼自身はそこまで人格者じゃないでしょ。
A しかも、女好きだしね(笑)。次に行われる暫定王者・ポンサクレックとの試合で王座から陥落するだろうといわれているが、その後、引退してタレントになるときが正念場だろう。
B イメージとのギャップといえば、女子フィギュアスケートの浅田真央も、最近はスポーツ紙の間では評判が悪いようだね。といっても、浅田本人ではなく所属事務所IMGに対してだけど。
A IMGでは、マネジャーのWという女性が権勢を誇っているんだが、「取材は一般紙だけで十分」というスタンスだからね。囲み取材でも専門誌、テレビ、一般紙が優先され、スポーツ紙はのけ者扱い。ひどい時だと、話を聞けないこともある。日本スケート連盟もだらしなくて、二言目には「事務所に聞いて」というばかり。
C 確かに、スポーツ紙が競技以外の質問をしたりするのがイヤなんだろうけど、その受け答えによって、新たな人間性が発見され、ファンの共感を呼ぶこともある。カズ(三浦知良)や長嶋茂雄がどうしてあれだけ人気があるのかといえば、ただ競技が上手いからじゃない。
A そういう意味では、真央に男ができたときの反応が楽しみだね。早くフライデーされないかな(笑)。
ハンカチ王子はおしゃべり女子と交際中!?
B これからの活躍が期待されるのが、ハンカチ王子こと斎藤佑樹。2
010年のドラフト会議の目玉になるのは間違いない。
C 楽天・田中将大との対決も大いに盛り上がるだろうね。すでに各球団は獲得に向けて情報収集にいそしんでいる。
A 日本ハムでは、早稲田OBの担当スカウトを派遣し、徹底マーク。早大主将を務めた宮本賢をはじめ、早大出身者のコネクションをフルに活用しているようだ。
B ヤクルトもすでに「ドラフト1位」指名するため、スカウト部長ら4人を視察に派遣。背番号「1」を空けて待つという厚遇ぶりだよ。
C 獲得に動いているのは球団だけじゃない。なんと、斎藤のプロ入りに備え、マスコミ各社がこぞって早大野球部出身者を獲得(笑)。日刊スポーツは、さっそく入社させた早大野球部OBを野球記者として指導しているらしい。ほかのスポーツ紙やTBSをはじめとする各テレビ局も、早大卒業生の獲得に動いていると聞いた。
A ただ、斎藤には懸念材料がひとつあって、それは彼女の存在。知名度は低いけど、ファッションモデルや女優を務めるNちゃんらしい。この彼女が、セックスの交友関係もあけすけにしゃべってしまう、あけっぴろげな性格らしいから(笑)、華々しくプロ入りを果たしたとしても、一転スキャンダルに発展する可能性もある。
B 斎藤の友人は、彼女がマスコミに斎藤との仲を暴露するのではないかと心配しているが、実際そうなれば、女性ファンが逃げていくだろうね。
C ちょっと毛色は違うが、”女”にまつわる悩みで今我々の現場で話題なのが、元西武ライオンズ監督の東尾修。東北楽天ゴールデンイーグルスの次期監督に内定したものの、愛娘で女子プロゴルファーの理子の結婚話になると急に不機嫌になって、野球記者を困惑させている。
B 先日も、元甲子園球児の演歌歌手・山本譲二に逆ギレ。恵比寿のレストランでバッタリ会った東尾に「おめでとうございます」と声をかけたら、「うるさい、あっちへ行け」と言われたとか(笑)。もちろん、野球記者も、東尾の前では、石田の話は禁句。
A 理子の相手の石田は旧知の仲だけど、東尾は「娘にだけは手を出すな」と言い続けていたらしいからね。
B まぁ、東尾だって、現役時代は”飲む打つ買う”の遊び人として知られていたわけだしさ(笑)。「こんにちは赤ちゃん」の梓みちよとの”不倫関係”は知る人ぞ知る話。
C 東京で試合があると、必ず梓の家に泊まっていたよね。奥さんも黙認で、理子も知っていたらしい。だから、東尾も娘に「ダメ」とは面と向かっては言えないんじゃないの?(笑)
A それにしても、石田は、前妻の女優・松原千明と離婚して、長谷川理恵と一緒になるものだとばかり思っていたけど、結構ほかの女性にも次々と手を出していたでしょ。今から思うと、長谷川のことは、バラエティやトーク番組で生き残るために石田がネタとして利用していただけなのかも。
B 理子との今後については、東尾が内心反対している以上、当分、結婚はないだろうが、案外したたかな石田は”野球バカ”の東尾の手に負える相手じゃないかもしれないね。
A 理子とは純愛だと思いたいね(笑)。
(構成=編集部/「サイゾー」9月号より)
なにかと評判がお悪いようで
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