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【元木昌彦の「週刊誌スクープ大賞」第8回】

二岡、小池、宮里……冴える「フラッシュ」の恋愛スキャンダル3連発!

friday_motoki.jpg『フラッシュ』8月18日・25日号より

部数低迷が叫ばれ、その存在意義が問われども、テレビや大手新聞が”書けない”真実を暴く週刊誌ジャーナリズム──。毎週発売される各週刊誌の中から、伝説の編集長・元木昌彦が選りすぐりのスクープ大賞を認定!!

●第8回(7月28日~8月3日発売号より)

第1位
衝撃スクープ3連発
「二岡 Gカップ美女またまた不倫現場」
「小池百合子結婚か!?『彼と住むの』」
「宮里藍カレとの抱擁写真」
(「『フラッシュ』8月18日・25日号)

第2位
「『ペットを無責任にガス室に送るな!』熊本市愛護センター『いのちの問答』」(『週刊ポスト』8月14日号)

第3位 
「ケータイ落としてひどい目にあった人の記録」(『週刊現代』8月15日号)

 今週は月曜、火曜発売の週刊誌が頑張っている。まずは、3位のケータイのコワ~い話。警視庁調べによると、平成20年度の携帯電話遺失届けは約16万7000件にも上るという。

 中には、日本テレビの看板女子アナ・夏目三久(24歳)のケースのように、恋人の大手広告代理店の男性が紛失したらしいケータイから、コンドームの箱を口元に当てて微笑む写真が流失してしまうことが起きてしまうのだ。

 それだけではない。拾った人間に使われてしまった電子マネーや通話料を取り戻すことは難しいと、紀藤正樹弁護士は言っている。この記事には、社内不倫写真を同僚に見られて、出世も恋もあきらめなくてはならなくなった男性の話が出てくる。

 各携帯電話会社は、ケータイをなくした場合、遠隔操作で本体のボタン操作や「おサイフケータイ」のICカード機能にロックをかけることができるという。しかし、ジャーナリストの岩佐義人氏は「これは無意味に等しい」というのだ。

「携帯電話本体のボタン操作をロックしても、携帯に入っているメディアカードを抜き取られたら、個人情報は”だだ漏れ”です。本体で消去したはずのデータも、メディアカードにはすべて保存されており、市販のリカバリーソフトを使えば簡単に復元できるのです」

 携帯電話会社は、落としたとわかった瞬間、遠隔操作でケータイを爆破する装置を付けてくれないかね。

 2位は「ポスト」。ペットブームと言われて久しいが、年間に殺処分される犬や猫は約30万頭にも上る。フランスは、日本の約半分の人口だが、ペットの数は同数だといわれている。だが、動物愛護センターに引き取られてくる犬や猫は年間7万頭弱だというから、いかに日本のペット殺処分が多いかがわかるだろう。

「年をとって番犬として役に立たなくなった」「夜中に吠えて仕方がない」「子供が進学して、家を離れてしまったので飼う必要がなくなった」などという身勝手な飼い主が、愛護センターにペットを殺処分してくれと、持ち込んでくる。

 そこで、熊本市の愛護センターは、02年から、殺処分してくれと犬や猫が持ち込まれても、原則として引き取らない、時には、職員が叱り飛ばしてでも「いのちの尊さ」を説き、思い直してもらう試みを始めた。その結果、97年度に946頭だった犬の殺処分は、08年度では71頭にまで激減した。猫についても、02~08年の間に691頭から116頭へと大幅減になったのだ。

 中には、「アンタらは、犬を殺すのが仕事だろ!」と息巻く持ち主もいるが、怒鳴り合いになっても説得するという。

 それというのも、このセンターの松崎所長には脳裏にこびりついて離れない音がある。現在の殺処分は、費用が少なくて済むという理由でガス室処分が採用されている。

「犬たちをガス室へ送る時はなんともやりきれない。ガス室に追い込むと、中で犬たちが床を爪でカリカリとひっかく音が聞こえるんです」

 徐々にガス室内の二酸化炭素濃度が上がると、それにつれ、犬が床をひっかく爪音も激しくなり、10分ほどで爪音はフッと突然消えてしまう。「あんなやりきれない思いはしたくない」と松崎所長は語っている。

 日本のように、ペットを狭い檻の中に入れて売っているペットショップは、先進国ではありえないのだ。欧米では直接ブリーダーとコンタクトをとり、個々の特徴をよく知った上で購入する。

 さらにドイツやオーストリアでは「ペット税」も導入されている。犬を飼うことが、社会的なステータスになっているからだ。一度家族として受け入れた以上、最後まで看取る覚悟がなくてはならないのは、言うまでもない。

 今週の第1位は、一足早い合併号で力の入っている「フラッシュ」のスクープ3連発だ。山本モナとの場末ラブホ愛が見つかって打撃不振に陥り、巨人を追い出された北海道日本ハムファイターズ二岡智宏選手、1年ぶりの不倫劇発覚。場所はプロ野球オールスターゲーム第2戦が開かれた広島の夜。相手は「大阪の高級クラブのホステス」。相当じっくり張り込んだようで、写真も豊富だが、いまだに「モナのお相手」といわれるように、二岡のネームバリューはイマイチだし、相手もふつ~の水商売嬢では、いささか物足りない。

 そこでもう一本。国会で色気を振りまく小池百合子元環境相(57歳)が、選挙区内に65坪の土地を購入し、その土地に新居を建てるのだそうだ。しかも、そこで、22歳年下の、彼女の秘書を務めた男性と「一緒に住むのよ~」(小池氏)。

 結婚するのではなく、小池氏が考える、日本一のエコハウスを建てようという理想に共鳴したから彼も費用を折半して同じ家に住むんだそうだが、それって同棲っていわないのかね。

 3本の中で一番のオススメは、今絶好調のゴルフ界のプリンセス・宮里藍に「カレ」がいるという記事だ。ゴルフはメンタルなスポーツである。いくら実力があっても、精神面でサポートしてくれる人がいなくてはいい成績を残すのは難しい。その彼女が復活できたのは、「選手とマネージャーの関係を超えた存在で、彼がいるおかげで宮里は復活できた」といわれる20代後半のA氏がいるというのだ。

 アメリカツアーに参戦して4年。「エビアン・マスターズ」で優勝し、そのA氏と熱い抱擁を交わしている写真からは、確かに「恋の予感」が伝わってくる。いい写真だ。

motokikinnei.jpg撮影/佃太平

●元木昌彦(もとき・まさひこ)
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。

【著書】
編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)ほか

元木昌彦の【週刊誌スクープ大賞】INDEX
【第7回】 “加害者”にされた者たちが週刊誌に語る「痴漢冤罪」の恐怖と屈辱
【第6回】 『250議席差で民主圧勝!?』衆議院解散総選挙「週刊現代」の大胆予測
【第5回】 師匠が愛弟子をバッサリ!「ヨゴレ芸人から首相へ ビンカンな下半身には要注意!」
【第4回】 週刊現代シルバー世代向けトルコ風呂もいいけど、ポストの民主党政権予測は他誌を圧倒!
【第3回】 新潮・文春、二大硬派週刊誌を押さえ、今週も『フライデー』が熱い!
【第2回】 週刊誌ジャーナリズムの原点  『女性自身』の長寿連載の真価
【第1回】 「フライデー」の”百聞は一見にしかず”強硬グラビア

宮里流でもっと上手くなる―聖志、優作、藍の実戦レッスン

恋する女は無敵!

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最終更新:2009/11/02 19:48
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