「196万円勝ち取った」JJサニー千葉が嘘をついてまで隠したい事とは?
#芸能 #本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」 #JJサニー千葉 #千葉真一
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
俳優のJJサニー千葉(旧芸名・千葉真一)が「『週刊文春』を告訴して、196万円の損害賠償金を勝ち取った」という架空話を関係者に吹聴していることが明かなり、雑誌関係者を呆れさせている。
以前もこの連載で書いているが(記事参照)、千葉はそもそも「文春」を提訴できるような立場ではないのだ。
筆者は先日、千葉が主宰する京都の俳優養成学校をめぐる詐欺で逮捕されて、大阪拘置所に勾留されているHに、千葉側の要人が送った「文春の裁判に勝って、196万円をもらった」という内容の手紙を知人を通じて入手した。つまり、千葉は情報が遮断されているHに嘘をついたわけだ。改めて、千葉のいい加減さを認識した。
事の発端は1月に発売された「文春」が、千葉が主宰する京都の俳優養成所「サウザンリーブス・ハリウッド京都」で生徒に体罰をしたり、家賃滞納をしたりしているということについて報じた記事だった。千葉は「文春」の記事に対して、芸能リポーターの梨元勝さんの仕切りで反論会見を開き、「事実無根。情報を提供したK氏に肖像権を侵害された」と怒りを顕にして両者を提訴することを明らかにした。
だがその際に、集まった報道陣に、K氏に宛てた内容証明(もちろん住所が明記されている)を配るというプライバシー侵害を侵すばかりか、その住所が間違っていたために、TBSの女性リポーターが住所の女性を直撃、無関係の市民にケガをさせる事件に発展したのは記憶に新しい。
その後、昨年9月に「千葉の俳優学校を東京につくるために3,000万円出資しないか。出資すれば、来年には元本の2倍の配当がある」と偽って、愛知県在住の資産家女性から1,000万円騙し取ったとして逮捕されていた大阪市内の投資顧問会社経営のHに懲役4年、罰金300万円の判決が大阪地裁で下されていたことが判明した。
「Hは、別件の先物取引などで総額16億円を集めていたとして、出資法違反でも逮捕されていたんです。その後、女性は資産家などではないことがわかり、Hは大阪拘置所の中で後悔し始めて、彼女に謝りたいと言い出したんです」(事件をよく知る関係者)
筆者も被害女性に電話で事情を聞いたが、資産家どころか、夫を癌で亡くし、苦労しながら一人で娘を育てている女性だった。その女性は「Hだけが主犯ではなく、サウザンリーブスの経営者であるM、そして千葉も同罪」と2人に対して刑事告訴も検討していると語った。Hも、罰金の300万円はMが払ってくれるという話だったので、自分ひとりが罪をかぶったにもかかわらず、約束が履行されないことから「騙された」と、控訴して事件の真実を語る気持ちを固めたという。
そんな中、冒頭に書いた通り、千葉やMに不信感を抱いたHに、Mは「週刊誌と争って、損害賠償196万円を得た」という内容の手紙を送ってきたという。つまりは、Hに対して嘘ばかりついてきた立場として、「サウザンの経営は問題がない、嘘をついているのはメディアのほうだ」ということをアピールしたいのだろう。千葉自身もサウザン関係者に「文春を訴えて、損害賠償を勝ち取った」と吹聴している。
だが、実際には、2月の会見で「提訴する」とコブシを振り上げたものの、「文春」にはいまだに内容証明も届いていない。それどころか会見時にいた弁護士はいつの間にか、千葉の担当を降りていた。
すぐばれるよな架空話をデッチ上げてまでHを取り込もうとするのは、彼に公の場で真相を公表されたら困る事情があるからではないか? 千葉はもはや、”武士道”なんて言葉は、口に出せないだろう。
(文=本多圭)
架空の話には気をつけよう
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