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「細けぇ事はいいんだよ!?」アクション大作『トランスフォーマー/リベンジ』

main1_large.jpg(C)2008 DreamWorks LLC and Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 今夏の洋画大作ラッシュの中でも、おそらくもっともド派手なアクション映画、マイケル・ベイ監督&スティーブン・スピルバーグ製作総指揮の『トランスフォーマー/リベンジ』が世界最速で6月19日に日本公開。

 タカラトミーが生み出した変形ロボット玩具が原案で、2007年に公開されたシリーズ第1作『トランスフォーマー』は、日本でも40.1億円の興行収入を得て、全世界トータルで7億ドルを超える大ヒットを記録した。その続編となる本作では、前作以上に重量級のアクションが楽しめる。

 自動車や飛行機など地球上のあらゆる機械に変形することができる、宇宙から飛来した金属生命体トランスフォーマーが、人類との共存を図る”オートボット”と人類を殲滅しようとする”ディセプティコン”という2つの陣営に分かれ、激闘を繰り広げる。物語は前作から2年後、大学生になった主人公サム(シャイア・ラブーフ)はこれから始まるキャンパスライフに胸をときめかせていたが、そんな折、前作で戦いに敗れたディセプティコンのトランスフォーマーたちが、より強大な仲間を引き連れ、オートボットや人類に対して復讐(リベンジ)を開始する。

 キャラクターが善悪に分かれているプロットは前作同様に単純明快。『バッドボーイズ』『ザ・ロック』『アルマゲドン』『パール・ハーバー』と、一貫して分かりやすいアクション映画を撮り続けているマイケル・ベイ監督の作品なだけに、難しいことは考えずに、ハイテンションで怒涛の2時間半に身をゆだねられるはず。

 前作でもあれだけ街中でド派手に暴れまわっておきながら、トランスフォーマーの存在がいまだ国家機密扱いで世間一般には知られていなかったり、いろいろ突っ込みどころはあるが、あまり細かいことは気にしない。それがマイケル・ベイ映画といってもいい。しかし、すっかり目が肥えて特撮にも驚かなくなった昨今、前作で見せられたトランスフォーマーの変形アクションは久々に目を見張るVFXの出来栄えだったが、本作でもその技術は健在で、さらに複雑なトランスフォーマーの変形・合体やアクションが展開。あらためてハリウッドの技術力の高さにはうならされる。クライマックスでの火薬の量も半端なく、とにかくお腹いっぱいの、まさに夏の大作らしい大作。ぜひ映画館の大スクリーンで楽しみたい。

 ちなみに、この夏のもうひとつのハリウッド大作『ターミネーター4』にも、人類を捕獲するために作られた巨大ロボット型のターミネーターが登場するが、それを見たマイケル・ベイ監督が「俺のトランスフォーマーをパクッた!」とコケにしたところ、『ターミネーター4』のマックG監督も「巨大ロボットなんて他にもいっぱいある。お前の映画なんか関係ない!」と対抗し、舌戦を繰り広げた。映画監督とはいえ繊細なアーティスト気質とは全く無縁の、どちらかと言えば熱血バカといったタイプの2人。この場外乱闘をアメリカのメディアも面白がって取り上げていたが、果たしてどっちが勝ち(?)なのか、両者を見比べてみるのも面白いかも。

eiga.com編集部・浅香義明)

『トランスフォーマー/リベンジ』
http://eiga.com/movie/53181/

『トランスフォーマー/リベンジ』を検証
http://eiga.com/movie/53181/special

『トランスフォーマー/リベンジ』キャスト&監督インタビュー
http://eiga.com/movie/53181/special/2

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最終更新:2009/06/19 11:28
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