なぜ別人が!? 『仮面ライダーディケイド』意味不明キャストの深い理由
#テレビ #仮面ライダー
「平成仮面ライダー」シリーズ10作目として話題の『仮面ライダーディケイド』。
「10年に1度のお祭り」というコンセプトのもと、歴代の仮面ライダーが総登場するとあって、ファンの期待を集めていたが、フタをあけてみると、意外にも(?)オリジナルキャラは全く別の役者さんが演じるというフシギな世界になっている。
歴代ライダーといえば、すでに有名だった細川茂樹(響鬼)は別として、オダギリジョー(クウガ)、水嶋ヒロ(カブト)、佐藤健(電王)、要潤・賀集利樹(アギト)、半田健人(555)などは、仮面ライダーをほぼテレビデビュー作として、後のテレビ界・芸能界で活躍するようになった人気者ばかり。
そんな彼らが再び仮面ライダーを演じるとなると、「10年に1度のお祭り」感も高まろうというものだが、残念ながら、ご本人出演は脇のキャラばかりで、主役級は軒並み「代役」状態。
これには「五代君はオダギリジョーだろ!! そんなトコロを変えてまで、過去の仮面ライダー出したかったんか?」「性格が全然違う……」「あの空気感が全然出ていない!」などなど、失望の声がネット上で多数あがっている。
作品自体は好調で、代役陣も豪華キャストで、力の入った演技を見せてくれているが、やっぱり拭えないのは、「なぜ別人が演じるのか」という疑問だ。
しかも、それが、作品中では一切説明されていない。これはなぜなのか。「パラレルワールド」として、別モノと見るべきものであって、これまでの作品と重ね合わせるのが無粋だということか?
そもそもこれだけの人気役者たちのスケジュールをおさえることが、現実的に難しい部分もあるだろうけれど……。全員にオファーしているの? テレビ朝日・広報担当者に聞いたところ、「非常に微妙な問題なので、コメントするのは難しいです」の一言だけ。
また、過去にライダーを演じたある役者さんの事務所に尋ねてみると……。
「東映さんからは、全くオファーがないです。意図は全くわからないですし、プロデューサーがどう考えているかもわかりませんが、オファーがないのに出るわけにいかないですよね?」と衝撃のご回答!
そもそも『ディケイド』の中で、いつ放送されるのか、代役を誰が演じるのかなども、連絡は一切ないのだという。俗にいう「仮面ライダーの中の人」あっての番組だと思うのに、この対応って……?
こうした背景について、特撮関係者は言う。
「もともと戦隊、ライダーなどは若手を育てているところで、早朝から山でロケをするなど、本当に激務なんですよ。それに耐えうる役者さんとなると限られていますし、これまでも裏方を待たせて大遅刻する役者さんとか、嫌々やってる感じの人もいたんです。ギャランティの問題もあるでしょうし……」
とはいえ、「ライダー出身」ということを経歴から外している役者さんは別として、10年に1度のお祭りだし、オファーすれば快く受けてくれるライダーOBもたくさんいそうな気がするけど……。オファーくらいはしてみても良かったんじゃないでしょうか……。
(サイゾー公式携帯サイト「サイゾー裏チャンネル」より)
外してる人。
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