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ターミネーターVS人類 熾烈な戦いを描くシリーズ最新作『ターミネーター4』

t4_0611.jpg『ターミネーター4』
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

 6月13日公開の『ターミネーター4』(マックG監督)。5~7日の週末3日間で先行上映も行われたので、すでにご覧になった人も多いかもしれないが、根強い人気を誇るシリーズの最新作として、この夏の話題の1本として押さえておきたい。

 物語の舞台は2018年。これまでのシリーズでは、現代を舞台に未来からターミネーターが送り込まれてくるというコンセプトだったが、今回で初めて、ターミネーターと人類が生き残りをかけた熾烈な戦いを繰り広げている、<審判の日>以降の未来世界を描いた。

 主人公は『2』『3』で成長してきたジョン・コナー。演じるのは『バットマン・ビギンズ』『ダークナイト』のバットマン=ブルース・ウェイン役で知られるクリスチャン・ベール。本作では一人前の戦士となり、人工知能<スカイネット>が率いるターミネーターの軍団に立ち向かう人類の抵抗軍の部隊長として戦っている。

 そんなある時、彼の前に現れた謎の男マーカス・ライト(サム・ワーシントン)。マーカスは自分を人間だと信じているが、体の半分が機械でできたターミネーターだった。折しもスカイネットは、ジョンの父親になる人物カイル・リース(アントン・イェルチン)を抹殺しようとしていたのだが、ジョンはターミネーターでもあるマーカスの助力を得て、カイル救出のため敵の拠点へと単身乗り込んでいく。

 カイル・リースといえば、シリーズ1作目で未来から送り込まれてきた戦士だが、本作の時点ではまだ幼さの残る青年。本作から11年後の2029年に、彼は過去の1984年に送り込まれてサラ・コナーと出会い、2人の間にジョンが生まれるという、シリーズを通しての時の輪がつながる仕組みだ。他にも「I’ll be back」などのお約束のセリフなど、過去作を知っていると思わずニヤリとするシーンが随所に登場し、見終わった後に、過去作とのつながりや共通する小ネタを探して語り合える楽しさがある。荒涼とした世界観の出来栄えや、そこで繰り広げられるアクションも厚みがあって見ごたえたっぷり。

 また、忘れてはならないのが、あのアーノルド・シュワルツェネッガーの存在だ。シュワちゃんがこれまで演じたターミネーターは、人間そっくりに作られた”T-800″型。劇中の主なターミネーターは、まだ完全な人間の容姿を持っていない、いかにも機械然とした”T-600″などの古いタイプが主流だが、シュワちゃん顔のT-800も登場する。

 製作当初は、現カリフォルニア州知事で公務に忙しいシュワちゃんが出るのか出ないのかというのはトップシークレットだったが、やはり『ターミネーター』シリーズの顔ともいえるシュワルツェネッガーを出さないことには宣伝もままならなかったのか、映画公開間際にしてシュワちゃんの”出演”シーンも解禁された。正確には、シリーズ1作目の映像から抜き取ったシュワルツェネッガーの顔をデジタル合成したとなり、すでにTVCMでも流れているので、その映像を目にした人も多いかもしれないが、一体どのようなかたちで登場するかは、ぜひ本編を見て確認してほしい。
eiga.com編集部・浅香義明)

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最終更新:2009/06/12 14:00
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