トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > その他 > サイゾーpremium  > 「1日1350万部がムダに!?」”新聞社最大の闇”である押し紙と販売店の悲鳴

「1日1350万部がムダに!?」”新聞社最大の闇”である押し紙と販売店の悲鳴

oshigami_0606.jpg山と積まれた「配られない新聞」

 新聞社が販売店に対し、新聞の部数を割り増しして強制的に売りつける──。それが「押し紙」である。この問題は新聞社やその系列メディアでは一切取り上げられることなく、一般的にはほとんど知られていない。この”新聞業界の闇”を追及してきたフリージャーナリストの黒薮哲哉氏に、問題をとりまく現状と今後について聞いた。

──まず最初に、新聞各社が販売店に対して「押し紙」を行う理由とは?

黒薮(以下、黒) 大きく2つの理由が挙げられます。まずは、新聞各社は販売店に強制的に新聞を売り付けることによって収益を確保できるということ。さらに、部数が上がれば広告媒体としての価値も高まるため、広告営業を有利に行えるということです。私が把握している限り、販売店に搬入される新聞の半分が押し紙だったというケースもあります。おおよその数字ですが各社3~4割程度が一般的。これから「押し紙」による販売収入を導き出すと、店舗平均は101万2500円/月になります【註】。これは闇金ですよ。

最終更新:2010/01/12 19:10
ページ上部へ戻る

配給映画