アキバで農業がスタート! メイドさんが育てる”萌え米”&”萌え野菜”
#イベント #萌え #サブカルチャー #農業
6月5日(金)に東京・秋葉原にて、「秋葉原菜園」キックオフイベントが開催された。これは、秋葉原で都市農業に挑戦するプロジェクトで、食糧自給率の問題のためにメイドさんと一緒に野菜やお米を育てよう! というもの。
このプロジェクトを主催したのは、NPO法人「リコリタ」。毎夏、地球温暖化防止のためにメイドが打ち水をする「うち水っ娘大作戦」など、秋葉原ならではのユニークな社会貢献活動を行う団体だ。今回は「リコリタ」が中心となり、日本農業新聞、NPO法人大江戸野菜研究会と連携して活動を進めることが決定し、そのスタートを記念してキックオフイベントが行われた。
日本農業新聞の屋上で行われたイベントでは、「秋葉原で育てて、秋葉原で食べよう!」と宣言した後、メイドさん達がさっそくお米やミニトマトの種まき・苗植えに挑戦。あいにくの雨だったが、「雨の中でも手入れをしなきゃいけない農家の方々の大変さがわかりました。土いじりはとても楽しいので、早くみんなに美味しい野菜を食べてもらいたい!」と、初めての農業体験にメイドさんたちもにっこり。
それにしても、なぜアキバで農業、というユニークな活動をはじめたのか? さっそくNPO法人「リコリタ」の代表・真田武幸氏に話を聞いてみると……。
――「リコリタ」は秋葉原でユニークな活動をしていますが、きっかけは?
「僕は本職がソーシャルコンテンツディレクターなのですが、地球温暖化防止のための打ち水イベントに関わるうちに、仕事以外でも社会のためにできることがないかと考えるようになって。僕は浅草出身なので、小さい頃から毎日秋葉原に遊びにきてたんですね。なので、好きな町のために何かしたいと思い、2004年から『うち水っ娘大集合!』というイベントを秋葉原ではじめました」
――なぜ打ち水にメイドさんを起用したのですか?
「アキバならではの特色を出したかったのと、どうせなら楽しくやりたいと思ったから。かわいい格好で打ち水をすれば、参加する方も見る方も楽しいし、しかも社会のためになる! と(笑)」
――地元の人の反応は?
「最初はもちろん嫌がられました(笑)。だから迷惑にならないよう挨拶に行ったり。でも、徐々に僕らの活動に賛同してくれる人が増えてきたので嬉しいです。最初は任意団体として活動をはじめましたが、参加者が多くなってきたので、2007年にNPO法人化しました」
──ちなみに「リコリタ」の名前の由来は?
「利己(リコ)を利他(リタ)にしていく、という意味。自分たちの好きなことが、社会のためになればいいと思っています。これまで打ち水の他にも、レジ袋を断るとメイドさんがもてなしをしてくれる『Myメイドバッグ』プロジェクトなど、さまざまなソーシャルアクションを展開してきました」
――では今回の「秋葉原菜園」について教えてください。
「もとは、『メイドさんと一緒にいちご狩りができたらなあ……』という僕たちの利己的な妄想からはじまったんです(笑)。実際には難しいけど、でも秋葉原に、いちご農園があったらできるかもしれない……とメンバーと話すうちに、都市農業や食糧問題についても考えるようになり『秋葉原菜園』計画が誕生しました。秋葉原でメイドさんが育てた野菜やお米を、秋葉原で食べられたら素敵だなあ、と」
──まさに地産地消ですね。
「そう。やはり都市農業ってこれから真剣に取り組むべきことだと思うんです。自分たちで食べ物を作ることをきっかけに、食べ物について考えられるようになったら、と思います」
――では、今後のリコリタの目標は?
「継続的に活動を続けられる仕組みを作りたい。別にメイドさんにこだわっている訳ではなく、僕らは秋葉原でおもしろい活動をしたいだけ。そして、その活動が社会のためになるような流れを楽しく考えていければ、と思ってます」
「秋葉原菜園」では、最初は手入れが比較的簡単なお米とミニトマトを育てていくが、今後はいちごやネギなど様々な野菜・果物に挑戦していきたいという。
収穫はまだ時間がかかりそうだが、メイドさんが育てた”萌え米”や”萌え野菜”がメイド喫茶で味わえる日も近いかも!?
●リコリタ
<http://licolita.org/>
メイドさんのいないご家庭でも。
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