河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」(前編)
#対談 #演劇 #小明 #河原雅彦
モテない、金ない、華もない……負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストをノーギャラで呼び出し、お悩みまで聞いてもらおうという新連載。第1回のゲストは”マッチャー”こと演劇界のカリスマ・河原雅彦さんです!
――よろしくお願いします、小明です! 早速ですが、河原さんが私の年(24歳)のときって、もう劇団を立ち上げてましたよね。どうして劇団だったんでしょう?
河原 劇団をはじめた動機? 働きたくないからだよ。
――意外とボンクラな理由!
河原 当時、東京の大学に通ってたんだけど、どうしても仕事をしたくなかったの。で、田舎の家族会議に呼ばれたときに、田舎の人間は劇団なんてわからないだろうと思って、その場だけ逃れるために「社長みたいな仕事だよ」って言って説得して。それで東京に戻ったとき、律儀に本当に劇団つくっちゃったの。
――有言実行ですね! でも、やっぱりすぐには食べられないじゃないですか。私、アイドルなのに住んでた部屋を追い出されたり、母親に借金を頼まれたりで、今、半端なく貧乏なんです。参考までに、河原さんは食べられない時期をどうやって乗り越えましたか?
河原 うん、ヒモだよね(さらっと)。
――スッゲー! 嫌なカミングアウト!! ヒモって、どうやってなるんです!?
河原 うーん、感覚ですね。アメとムチですよ。こっちが転がり込んでるんだから、追い出されたら困るのは自分なのに、わざと別れ話を切り出してみたり。背を向けて、女性に「行かないで!」って言わせる(笑)。
――超だらしないけど、もう職人の技ではないですか……。お小遣いとかもらうんですか?
河原 一日1,000円もらうんだけど、たまに彼女が実家に帰ったりするときは1万円とか、ちょっとまとまった額をもらうんだよ。そんでそれを瞬時に使う! 奢ってみたりして!
――ちょっ! その後どうやって暮らすんですか!
河原 電話するの。「なくなっちゃった」って。そうすると4、5万振り込まれてくるから。それでその通帳を凄い悪い笑顔で見て……(ニヤリ)。
――ギャー! 最悪! どのくらい続いたんですか、その状態は。
河原 2年くらいかなぁ。飽きちゃって……。
――すごいなぁ。やっぱり私も女たるものヒモの一人ぐらい養えるようにならないと駄目な気がしてきました。お金いくらあっても足りないけど。
河原 今も不況だ不況だっていうけど、そんなの女の人に食わしてもらえばいいのにね。みんなどうしてそういう発想がないんだろう? ……って、非常に申し訳ないけど、こういったことが記事になることに対して、なんのメリットもないということに気づいたんだ。どうにかして止めてもらいたいんだが。
――もう無理です! っていうか全然参考にならなかったです! ところで、河原さんも私もブロガーですよね。書くネタとか困らないですか?
河原 困ってるよ。もうずっと辞めるタイミングを探すくらい困ってるよ。いつもどんな更新してる?
――それがほんとに書くことなくて。毎日仕事してるわけでもないし、家でPCやってるだけとか、漫画読んでるだけの日も多いから、完全にネタがなくて、ちょっと前にあったことを、「今日こんなことがあって!」って平気で詐称してたりしちゃってますよ。
河原 ひどいなぁ。でもブログに自分の写真を載せてたら、そこからグラビアの仕事がきたりとかするんでしょ?
――来たことないです! 残念ながらグラビアはさっぱり人気が出ませんで。グラビアを中心に活動してたときも全然仕事なくて……。
河原 寝て仕事とればいいじゃないの(キッパリ)。
――怖! 仕事取れるような立派な体してないです!
河原 いやいや、今こうしている間にも、いったい何人のグラビアアイドルが体で仕事をとっているか……。
――ものすごい偏見ですって! そういうお話は全然来ませんでしたよ! もっと健全ですよ、グラビア界!
(後編へつづく/取材・文=小明)
●河原雅彦(かわはら・まさひこ)
1969年、福井県生まれ。92年、演劇集団「HIGHLEG JESUS」を総代として立ち上げ。02年の解散まで作・演出を務める。以降、脚本家、演出家として多数のドラマや舞台、映画など手がけながら、俳優としても精力的な活動をこなしている。河原雅彦公式ブログ<http://loverock07.cocolog-nifty.com/blog/>
舞台『EVIL DEAD』
09年6月25日~7月5日 サンシャイン劇場/チケット発売中
http://www.evildead.jp/index.html
『斎藤幸子』
09年8月14日~30日 ル・テアトル銀座 主演:斉藤由貴
http://www.parco-play.com/web/play/sachiko/
09年10月13日~東京・パルコ劇場にて、
ねずみの三銃士第2回企画公演『印獣』
●小明(あかり)
1985年、栃木県生まれ。02年、第4回ホットドッグプレスドリームガールズ準グランプリを獲得し、グラビアアイドルとしてデビュー。以降、迷走を続け、現在、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。ブログ<http://yaplog.jp/benijake148/>
暴露本じゃないんだってば。
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