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『最後のパレード』回収騒動 悪評飛び交う作者の行状

disny_ph1.jpg4月30日、「小さな親切」運動本部は『最後のパレ
ード』の書店からの回収などを求めて記者会見を
開いた。

 約23万部のベストセラーとなり話題を呼んでいた『最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話』(サンクチュアリ・パブリッシング/以下、サ社)だが、同書収録のエピソードが、社団法人「小さな親切」運動本部が2004年に主催したキャンペーン受賞作品に酷似していると4月20日にマスコミで報じられると、状況は一変する。

 同月30日には、「小さな親切」運動本部が記者会見を行い、同書の販売中止や書店からの回収、謝罪文の新聞各紙への掲載等を求めた。また、東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランド社からは、同社の社内文集の文章と類似した記述があったとして、サ社に抗議していたことも判明した。

 これらを受けて、サ社は5月1日に公式見解を発表し、同書に「著作権を侵害している可能性が高いと思われるエピソードが複数存在する」として、書店からの回収を表明。さらに、大手書店やネットのショッピングサイトなども取り扱いを次々に停止した。

最終更新:2010/01/14 16:16
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