NHK激怒、「容疑者」外すスポーツ紙……SMAP草なぎ剛逮捕報道の足並み
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SMAP草なぎ剛の逮捕を受けて、都内のレコード会社で謝罪会見が行われた24日、各局のニュース番組はその模様を録画で放送した。周知の通り、NHKが「フライング生中継」を行ったことが取りざたされたが、実はその前日午後、前哨戦とも言えるバトルがジャニーズ事務所前で行われていたという。
「23日の早朝に逮捕の一報が打たれ、すぐさま多数の報道陣が港区のジャニーズ事務所に張り付きました。午後になって、ジャニーズ事務所の総務担当と名乗る男性がコメントを配り、これが一斉に報じられました」(現場に居合わせた記者)
諍いが起こったのはその数時間後、ジャニーズ幹部のS氏が登場した時だ。このS氏、広報部長兼取締役であり、数々のジャニーズゴシップの交渉窓口となる人物。芸能マスコミではつとに有名人である。
ての質問は却下された
「報道陣がSを囲むと、午後8時頃に書面で新たな見解を出すことを表明しました。芸能や文化部のマスコミは彼がどういう人物か理解しているが、事件担当や社会部の一般マスコミにはまったくわかりません。表明後、一部マスコミが『失礼ですが、お名前は?』と当たり前の質問。これにSが答えなかったため、NHK側の記者らが『ジャニーズ事務所の方ですか?』『名乗れない方ですか?』と徐々にヒートアップ。マスコミ側も、どこの誰かもわからない人物のコメントを使うわけにもいかず、一触即発の状態となりました。結局Sは、カメラを回さないことを条件に、渋々名刺を差し出しましたよ。まあ、会見の生中継フライング放送にしても、開始5分前にジャニーズ側が『生中継はご遠慮します』ですから、NHKのクルーは怒り心頭でしたよ」(同)
芸能界の慣例を押し通そうとするジャニーズ事務所と、それが通用しない一般メディアの衝突が見られたのも、この事件の大きさが顕著になった事態と言えるだろう。
また、この謝罪会見を受けて、翌25日のスポーツ紙一面は草なぎ剛の謝罪写真が踊った。が、奇妙だったのはその表記である。
主だった朝刊を見てみると、日刊スポーツ、サンスポ、スポーツ報知は”容疑者”としていたが、デイリースポーツ、スポニチは呼び捨てのまま。これまでジャニーズ報道は横並びが鉄則だったのだが……。
「確かに今回の事件は軽微な犯罪でしたが、その影響力や話題性のため、さすがに01年の稲垣吾郎逮捕につけられた”メンバー”などの珍妙な呼称は使わなかったようですね。また、各社とも今回の事件報道の扱いなど、足並みを合わせるようなこともありませんでした」(スポーツ紙デスク)
中でも、注目はデイリースポーツ。”公然わいせつ容疑で逮捕されたSMAPメンバーの呼称から「容疑者」をはずします。本人が釈放され、起訴の公算が小さいことを考慮したためです。”という「おことわり」コラムを掲載。
「デイリーさんはこうした解説を入れることが多いですからね。特にジャニーズに気を遣ったわけではなさそうですよ」(前出・デスク)
それにしても同紙が秀逸(?)なのは、このコラムだけではない。日本中を巻き込んだ大騒動にも関わらず、同日の一面は草なぎではなく『能見 虎連勝 2年ぶり完封』という阪神タイガースの連勝を讃えるものであった。そんなデイリースポーツを、サイゾーはこれからも応援します!
酒のあなた。
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