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市民のネット表現に危機!? 平和神軍観察界裁判の行方
2009/04/03 08:00
#企業 #ネット #右翼 #裁判
1月30日、東京高裁は会社員・橋爪研吾氏に対して、罰金30万円の支払いを命じる有罪判決を言い渡した。橋爪氏は自身のサイト上で、ラーメンチェーン「花月」などを運営するグロービートジャパン社(以下、グ社)を批判していたが、これが名誉毀損罪に当たるとされた。判決直後、大手新聞は「ネットで中傷、逆転有罪」(産経新聞)などと書き立てたが、この裁判、よくある「ネット上の中傷事件」とは事情が異なる。
実は、グ社の会長を名乗る黒須英治氏は、右翼カルト集団「日本平和神軍」の総督。軍服で公道を行進したり、パソコン通信やインターネットにおいて朝鮮人差別発言などを繰り返してきたことで有名な集団だ。橋爪氏がウェブサイト「平和神軍観察会 逝き逝きて平和神軍」で批判していたのは、グ社とこの右翼カルトの関係や、グ社のフランチャイズ運営の実態だった。
「グ社への批判を本格的に書くようになったのは、00年以降。同社のフランチャイズ店店長から、被害の証言が寄せられたからです」(橋爪氏)
最終更新:2010/02/08 17:11