ビジネス的にはヤバくても……ナゼかオモロいAMラジオの実情(後編)
2009/03/19 15:00
#ラジオ
現在、全国のラジオ局では、放送終了後、番組をネット経由で再配信するポッドキャストサービスを提供中だ。また、在京・在阪局の一部では、来年の本格実施を目指して、インターネットや対応ケータイなどで番組を聴けるデジタルラジオ放送局を開設している。文化放送では、地上波放送を同時放送する「文化放送プラス」、ワールドミュージック専門局「UNIQue the RADIO」、アニメ・ゲーム情報の専門局「超A&G+」の3局を持っている。若者を中心にラジオ離れが進むなか、ラジオ端末がなくても番組を聴ける仕組み作りを進めているのだ。
しかし、ポッドキャストで配信されるのは、基本的にCMや音楽を含まない番組のトーク部分のみ。現状では「番組紹介用」の無料コンテンツとしての色が強く、広告収入といった収益構造は確立されていない。
「ポッドキャスト以外の新たな展開であるデジタルラジオについては、現在、聴取率調査の対象ではないため、広告効果の測定が難しく、CM枠を販売しにくい面があります。『超A&G+』では、ネットゲーム事業者とのタイアップ番組なども制作していますが、さらに新しいビジネスモデルは必要になるでしょうね」(橋本氏)
最終更新:2010/03/02 17:27
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