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『オーストラリア』ハリウッドは”アラフォー俳優”にお熱!?

0219_changeling.jpg『オーストラリア』(C)2008 TWENTIETH CENTURY FOX

 去る2月22日(日本時間23日)、第81回アカデミー賞が発表され、下馬評通りに『スラムドッグ$ミリオネア』(4月18日公開)が作品賞、監督賞、脚色賞ほか8部門を受賞。ノミネートされた9部門のうち、落としたのは1部門だけという圧勝ぶりで、本年度の賞レースに幕を閉じた。もちろん、『おくりびと』が外国語映画賞、『つみきのいえ』が短編アニメーション賞を受賞するという、日本勢のダブル快挙に国内が沸いたことも忘れられない。

 そんな日本人にとっても記念碑的な舞台となった第81回アカデミー賞だが、全世界が注目する授賞式を取り仕切る司会役を務めたのが、『X-MEN』などで知られる俳優ヒュー・ジャックマン。これまでテレビ司会者やコメディアンが務めることが多かったアカデミー賞の司会に、生粋の俳優のジャックマンが抜擢されたことは、映画ファンには驚きだったが、ブロードウェイ・ミュージカル『ザ・ボーイ・フロム・オズ』でトニー賞受賞の経歴を持つジャックマンらしく、トークは控えめながら自ら歌って踊って、例年以上にショーアップされた授賞式となった(式の総合プロデュースは『ドリームガールズ』のビル・コンドン監督らで、ミュージカル部分の演出は『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督とミュージカル組が活躍した)。

 そんなジャックマンがニコール・キッドマンと共演した主演作『オーストラリア』が、アカデミー賞の興奮も冷めやらぬ28日より公開される。この映画では、189センチの長身で、2008年には米ピープル誌の”最もセクシーな男”に選ばれたジャックマンの魅力を味わうことができる。

 映画は、第2次世界大戦開戦直前、ニコール演じる英国貴婦人のサラが豪州に渡り、その地で出会った野性的なカウボーイのドローヴァー(ジャックマン)とともに数々の苦難を乗り越えるうち、全く異なる価値観で生きてきた2人が支えあい、惹かれあっていくというラブロマンス。監督は『ロミオ+ジュリエット』『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマンで、主演の2人と揃って豪州出身。劇中では、アボリジニの混血児の少年が大きな位置を占めたりと、タイトルの示す通り、オーストラリアのオーストラリアによるオーストラリアのための映画といった趣き。

 豪州の魅力が満載な分、やや詰め込みすぎで散漫な印象も受けるのが残念だが、広大な大地を舞台に繰り広げられる冒険は、映画館で見るにはもってこいのスケール感。ワイルドなカウボーイを演じるジャックマンは一本筋が通っていて、この映画ではオスカー女優のニコールより存在感がある。鍛え抜かれた肉体もさりげなく披露しているし、女性ファンは注目かもしれない。

 ちなみに、1968年生まれのジャックマンは今年で41歳。俳優としてはもっとも脂ののる年頃だが、彼に限らず、現在日本で公開されている主なハリウッド映画を見てみると、アカデミー主演男優賞にノミネートされたブラッド・ピット(45)の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』、キアヌ・リーブス(44)の『フェイク シティ ある男のルール』、ダニエル・クレイグ(40)の『007/慰めの報酬』『ディファイアンス』、ジェラルド・バトラー(39)の『ロックンローラ』など、アラフォーの色気を発散させる男たちの映画がズラリ。

 バレンタインデーのあった2月だが、現実にはいい男がいないとお嘆きの女性あらば、スクリーンで彼らの活躍を堪能されてみては。
eiga.com編集部・浅香義明)

『オーストラリア』
『オーストラリア』特集
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』ブラッド・ピット インタビュー
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『007/慰めの報酬』
『007/慰めの報酬』特集
『ディファイアンス』
『ロックンローラ』

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シリーズファイナル。

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最終更新:2009/02/28 18:00
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