やはり鬼門!? ”深夜枠→ゴールデン”で苦戦する『只野仁』
#テレビ #ドラマ
今期、深夜枠から木曜21時のゴールデン枠に移動したテレビ朝日ドラマ『特命係長・只野仁』が苦戦している。
03年、「金曜23時15分~」という深夜枠で放送の始まった『只野仁』シリーズは、バカバカしい下ネタと適度のお色気で人気を獲得。07年1月からの「3rdシーズン」では平均視聴率14.5%と、深夜枠では異例の高視聴率を誇っていた。
そんな人気を受け、この1月から満を持してのゴールデン進出。ドラマ関係者は視聴率20%越えを期待していたというが、実際には初回から10~11%程度と低迷しており、結果的に深夜よりも視聴率を落とすことになってしまった。
「このドラマの最大のウリは、女性被害者がハダカで殺されていたり、只野の巨大なイチモツを使ったギャグなど、サービス精神に溢れたお色気シーンでした。ゴールデンに移ったことで、このウリが封印されてしまった。制作スタッフとしては、その分ドラマの完成度やサスペンス性を高めて視聴率を上げたかったようですが……。とはいえ、多少のお色気が残っているので”家族で見るドラマ”というわけにもいきませんしね」(テレビ関係者)
深夜枠からゴールデンへの移行はテレビ業界では鬼門と言われており、移ったとたんに魅力を失い、ファンが離れてしまう番組も決して少なくない。
「『只野』の場合、視聴者層を見誤った面もあると思いますよ。表と裏の顔を使い分け、セックスも上手く、ケンカも強く、常に冷静沈着なスーパーサラリーマン。そんな只野仁を見て、同年代のサラリーマンが溜飲を下げていたんです。それが、21時枠になってしまったら、実際のサラリーマンは残業をしてる時間ですからね。見たくても見られませんよ」(同)
次クールは、いっそ深夜枠に戻してお色気シーンをパワーアップしたほうがいいかも!?
こちらは2003年7月~9月放送分。
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