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劣化版『あらびき』!? 松本人志のTBS深夜番組に吉本も困り顔

matsumotokenbunroku.jpgTBS『松本見聞録』HP

 「松本人志単独の深夜番組」でありながら、ビックリするほど話題になっていない、TBSの『松本見聞録』。

 これが昨年10月から、まったく別の内容にリニューアルされていることを知る人は、ますます少ないのではないだろうか。

 2008年4月にスタートする前は、やはり「松本人志」の名前で大いに期待されたものの、「初回を観てガックリ」という声が多かったこの番組。

 というのも、松本が”街”にある様々なモノ、コト、ヒトを見聞し、ツッコむというスタイルだったが、フタをあけてみれば、スタッフがカメラをまわし、スタッフが寒いツッコミをするという内容で、松本はVTRを観て茶々を入れるのみ。

 その後、松本が全編ロケをするようになったものの、松本の持ち味が活かされた内容にはならず、10月からは「ギャグ数珠つなぎ」として、吉本興業の芸人たちがギャグを披露する番組になっている。しかも、出てくる芸人たちは、吉本の見慣れた芸人ばかりで、なんら新鮮味はない。

 また、驚くべきは、信者もアンチもともに多い、スター・松本人志の番組にもかかわらず、2ちゃんねるのスレッドなどがまったく伸びていないということ。それについては、「だって感想が何もないんですもの」というものや、「街歩き→芸人のネタ見せ」についての「リニューアル前は『モヤさま(モヤモヤさまぁ~ず)』の劣化版、リニューアル後は『あらびき団』の劣化版』」といった声があるばかり。

 しかも、「芸人が自分のギャグを超える芸人を指名」「ギャグをやってくれたら3000円以内で食事をおごってもらえる」というルールに関しても、「単に友達を紹介するだけ」「実はギャグよりも芸人の生態を見せたいだけでは?」「単なる吉本の広報番組」という声が挙がっている。

 なぜこんなことに? 誰の得になるの? 吉本関係者に聞いてみると……。

「なぜリニューアルしたかは知りませんし、社内でも全然話題になってません。別のビジネス展開ができれば、と観てましたが、全然別の番組になっちゃってるので、ちょっと……」

 さらに、あるバラエティ作家は言う。

「この番組はヒッソリやってるだけで、話題になってないですからねぇ……。ただ、初回がスタッフによるもので、あまりにひどくて見てられなかったから、次から松本さんが出て、さらに単純に面白いものを探していった結果、こうなったんでしょうね」

 『人志松本のすべらない話』のヒット以降、DVD化を狙う深夜番組は多く、もしかしてこれも視聴率よりDVD狙い? という見方もあるが……。

「これをそのままDVDにはしにくいですよ。たとえば、『吉本芸人カタログ100』みたいな感じで、数を集めるならアリかもしれませんが、このままの内容のDVDなんて観たくないですよね? DVD化はどこも狙ってますけど、DVDにするなら綺麗な映像でないと厳しいです。でも、これはチープな映像すぎて、ただの動画配信と同じですよね? ただ、もしかしたら『リンカーン』みたいに動画配信を狙ってるということはあるかもしれません」

 そういえば、この番組はTBS、吉本興業、「NETWEB」という番組制作会社で作っているのだが、同じくこの3社によるものといえば、『リンカーン』『あらびき団』がある。

 もしかして、動画配信への野望を抱いて、テレビ番組としての内容は二の次だったりして……。
(サイゾー公式携帯サイト「サイゾー裏チャンネル」より)

人志松本のすべらない話 其之伍

こちらは相変わらず売り上げ絶好調の「すべらない」。

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最終更新:2018/12/07 19:32
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