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大手芸能プロの重鎮たちが画策する『激安タレント』作成術

 12月中旬、都内某所で、芸能界の重鎮が10数人集まった。話題は来年以降のテレビ局の制作費の大幅削減だっと言う。

「テレビ局の制作費削減は、我々、芸能プロにとっては死活問題ですからね」と言うのは参加した大手プロオーナー。

「TBSの場合、ギャラが高いタレントを使わずに、報道番組中心。昼ドラもなくなる。しかし、これまで、局の上層部とベッタリくっいていたプロダクションのタレントは、いくらなんでもすぐには切れない。だから、局としては、これまでのギャラの高いタレントに頼っていた体制を潰して、予算のかからない新しい番組つくりをやろうとしているんですよ。その対策を話し合ったんです」

 重鎮たちの対策とは、大金をかけてスターを作り上げるのではなく、テレビ局が使いやすいギャラのタレントを育てる。しかも、芸能人にこだわらず、あらゆるジャンルから、タレントとして活躍できそうな人材をスカウトするというもの。

「ニュース番組のキャスターでも、売れてるタレントを使うと1回、何百万。我々がこれから育てるタレントは、40~50万円で使える。これなら、テレビ局も、今後増える情報番組やニュースでも使いやすい。薄利多売で生き抜くしかありません」(別の大手プロオーナー)

 テレビ局の製作費節減で、芸能界の顔ぶれが一変するかもしれない。

2011年、メディア再編 地デジでテレビはどう変わるのか

むしろ地デジまで「もつ」のか。

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最終更新:2008/12/24 08:00
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