美人トレーダー若林史江 日経記事”盗用”と”手打ち”の内情
#マスコミ #経済 #株
今年6月に、「週刊朝日」(6月27日号)のスクープにより、公式HP「フミの株が好き♪」等の記事制作において、日経QUICKニュース社(以下、NQN)が配信するニュースからの盗用が明るみに出た株式トレーダーの若林史江。空前の投資ブームに乗って、”美人カリスマトレーダー”などとテレビやラジオに多数のレギュラー番組を持っていたが、盗用によりそのすべてを降板、活動を自粛していた。
盗用発覚から約4カ月もの間、沈黙を続けていた彼女だが、10月28日、自身の公式HPで「今日で日経様との和解・解決出来ましたぁ!」(原文ママ)と発表。だが、今回のNQNとの「和解・解決宣言」に至るまでには、日経と若林の間で駆け引きがあったと、日経新聞関係者は指摘する。
「和解・解決交渉が4カ月もかかった理由として、彼女は、父親の病気を理由に挙げています。しかし、それは表向きなものにすぎません。若林の盗用を伝えた『週刊朝日』の発売日前後に、彼女は当時連載をしていた『マネージャパン』(角川SSコミュニケーションズ)編集部など、懇意にしていた編集者に間を取り持ってもらう形でNQN本社を訪れ、同社幹部らに直接事件の経緯を説明し、涙ながらに謝罪を行ったそうです。若林本人としては、それで許してもらえると思っていたのでしょうが、NQN幹部らは盗用を極めて悪質なものと判断し、和解交渉は決裂。その後、NQNが行った調査によると、彼女は05年12月~08年6月まで、約1000回以上もの盗用を行っていたことが判明したそうです。そのためNQNは、著作権侵害による訴訟も辞さない構えを見せました」
だが、その後に事態は一変。NQNの態度が軟化したという。
「当初NQNサイドは、『大手メディアとして、著作権侵害には断固強い態度で臨むべき』という意見で一致していました。ですが、当時の彼女はメディアに引っぱりだこということもあってか、日経グループでも、彼女を自分たちが主催するセミナーの講師に招いたり、自社媒体に登場させるなどしていました。一説では、こうして若林を持ち上げたことが訴訟を取りやめたと原因だと囁かれているんです。まあ、日経も若林を”美人カリスマトレーダー”などと持ち上げていた張本人ですからね。若林を提訴しても、日経グループの見識のなさを露呈し、『自分たちも恥をさらすことになる』と上層部が判断し、訴訟をやめて示談を選んだ、ともっぱらですよ。結局、若林がNQNに盗用とされる記事の利用料を支払う形で示談が成立し、示談金は、100万円程度だったようですね」(前出・関係者)
結局は、大手メディアがメンツを保つために持ち込んだ手打ちのようだが、日経平均も今や1万円を割る時代、若林も自粛したまま”売り抜けた”ほうが良かったりして!?
(山口まりも/「サイゾー」12月号より)
DSにもなってました。
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