大物芸人を怒らせた春風亭小朝の野望と独断専行
#落語 #泰葉
元妻の泰葉に”金髪豚野郎”呼ばわりされた春風亭小朝(記事参照)。世間からの批判の矛先は、泰葉にばかり向いているようだが、お笑い界ではどうも風向きが異なる。心の中で「泰葉、もっとやれ」とけしかけている関係者も多いというのだ。
「小朝に人望がないのは、落語業界では特に有名。何事も独断専行ですからね。落語協会会長の鈴々舎馬風も、小朝の扱いには手をこまねいていますよ」(演芸ライター)
小朝は、少年期から「落語の天才」と呼ばれ、1970年、高校生の時に5代目春風亭柳朝の下へ弟子入り。80年には36人抜きという異例のスピードで真打ちに昇進した。
「実力もあるし、天狗になるのも無理はない。しかも、彼には強い出世欲があって、泰葉との結婚も打算から踏み切ったと囁かれてきました」(同)
小朝は、泰葉と結婚する直前まで、岸本加世子と交際していた。ただ、マスコミに書かれるのを恐れて、当時、仲の良かったビートたけしを岸本とのデート現場に誘って、彼をカモフラージュに利用していたというのは業界内では有名な話。たけしも、2人のために協力していたが、ふたを開けたら、結婚相手は泰葉だった。これにはたけしも、「アイツは、海老名家が持っている、林家正蔵・三平という名跡欲しさに結婚した。名誉欲が強い奴だ」と憤慨したとのエピソードがあるほどだ。
「小朝は、8代目林家正蔵の孫弟子。彼にとって、正蔵の名跡は最高の名誉だった。海老名家から嫁をもらっておけば、襲名への近道だと考えたんでしょう。しかし、正蔵も三平も、泰葉の母、海老名香葉子さんの意向で同家の長男(こぶ平)と次男(いっ平)に持っていかれてしまった。しかも、香葉子さんに命じられて、2人の襲名披露のプロデューサーという裏方に回された。これで海老名家との亀裂は決定的になったようです」(落語業界関係者)
それでも小朝は、プロデューサーとして、05年に取り仕切った正蔵襲名披露を大成功させる。だが、襲名披露といえば、落語協会にとっても一大イベント。小朝は当時、協会の理事という重職にもかかわらず、協会に相談もせず、襲名披露を独善的に進めたことが協会内で問題視されることになる。
「これが原因で、翌年には小朝は理事を降りることになるんです。小朝は来年の三平襲名披露も協会無視で進めていますからね。コケにされた馬風が怒るのも無理はないですよ」(同)
小朝の独断専行は、それだけにとどまらなかった。小朝や正蔵、笑福亭鶴瓶などの中堅落語家からなる「六人の会」が主催する銀座大落語祭というイベントがある。同落語祭は、04年から銀座で開かれてきたが、「運営費のうちの4000万円は文化庁の助成金で賄っている。いわば、公的なイベントでもあるんです。そのイベントの今年限りの終了を誰にも相談なく、小朝が突然発表。来年からは、名前を変えて、宮崎県で開催することを決めてしまったんです」(イベント関係者)
これには鶴瓶もある高座で、「金髪が何でもひとりで決める。私たちは指示に従うだけ」と暴露。「金髪は腹を割らない男」と人格まで批判した。
「鶴瓶は、泰葉から離婚の相談を受けていたんです。いかに小朝の権力志向が強く、姑息な男かということを聞かされていた。実際に落語祭の私物化を目の前で見て、ブチキレたんですよ」(同)
お笑い界の大物たちにことごとく非難されてきた小朝。そんな彼の人間性は、泰葉のぶっ飛びすぎた言動に覆い隠されてきた形だが、そうはさせじと、あることをもくろんでいるのが泰葉自身だ。
「告白本の出版を考えているらしいんです。小朝が海老名家を利用してどうやって落語界でのし上がろうとしていたかにとどまらず、女性関係なども暴露するんじゃないかと噂されていますよ」(出版関係者)
まだまだ騒動は収まりそうもない。
(編集部/「サイゾー」12月号より)
40代の小朝。
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