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SFにも女流作家の波! 小松左京賞に作歴わずか1年の森深紅

komatsusakyoushoutaishou.jpg受賞した森さんは終始緊張した面持ち。

 1日、都内のホテルで第9回小松左京賞(主催・角川春樹事務所)の授賞式が行われ、『エスバレー・ポワンソン・プティタ』の森深紅(もり・みくれ=応募時のペンネームは「林葉勇武」)に副賞100万円などが送られた。

 受賞作『エスバレー・ポワンソン・プティタ』は、ロボットメーカーに勤める女性を主人公にしたSF作品。選者である作家・小松左京の選評によると、「SFにデカダニズムをもり込んだ斬新さ」が評価されての受賞となった。

 作者の森深紅は都内の会社に勤める29歳。本人の弁によれば、作歴わずか1年足らずでの受賞になるという。

 同作は09年2月初旬頃、タイトルを変更して刊行される予定。

 02年受賞作の『神様のパズル』が映画化された機本伸司など、SF、ファンタジーの分野で次々に人気作家を輩出している同賞だけに、森深紅にも大きな期待がかかることになる。

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最終更新:2008/10/01 20:58
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